2017年03月29日(水)
すくすく学級 閉級式(その2) 感動を呼ぶハーモニー♪(西公民館) [中央公民館からのお知らせ]
すくすく学級閉級式の3館の様子については、前の記事(閉級式 その1)でお伝えしましたが、その記事で紹介しきれなかった西公民館学級での出来事をここでお伝えします。
西公民館学級の閉級式では、10年以上前から恒例になっているコーナーがあります。
地元の西児童館を拠点に活動している子育てサークル「カンガルークラブ」さんの発表です。
実は、私達担当者が西公民館学級の学級生だった頃に始まったコーナーで、毎年何をするか考えたり練習したりしたことを懐かしく思い出します。
さて、今回の発表は……。
うさぎの被り物で登場したお母さん。
「みなさ〜ん、こ〜んに〜ちは〜!」
と、まるで歌のお姉さんのようです。
早速、子ども達の大好きな「わーお!」が始まりました。
しかも、ピアノの生伴奏で♪
すてきなピアノの生演奏に合わせて、子ども達も踊り出します。
まるで子ども番組の再現のようです。
続いては、お母さん達による合唱です。
これまで、子どもの歌を歌ったり踊ったりということはありましたが、合唱は初めてでした。
しかも楽曲が「世界に一つだけの花」と本格的です。
この日のために練習を重ねてきた様子を聞いていただけに、期待も大きく膨らみます。
伴奏が始まりました。
もうすでにジ〜ンと来ています。
歌が始まりました。
この写真ではわかりにくいかもしれませんが、お母さん達が大きな口を開けて気持ちよさそうに歌っています。
子どもを抱っこしながら、おんぶしながらのお母さんもいます。
体に負荷がかかっている分、声も出しにくいと思うのですが、そんなことも苦にせず一生懸命な姿が心を打ちます。
この写真を見ているだけで、その場面がよみがえり涙がこみ上げてくるほどです。
そして、なんと見事なハーモニー。
心にジ〜ンと響き、体が震えるのを押さえられませんでした。
特にハモリのパートは、一度や二度の練習で覚えられるものではなかったでしょう。
家でもいっぱい練習したのでしょうね。
また、子ども連れの練習ですから、全員揃うのも難しいことですし、思うように進まないことだらけだっただろうと思うとさらに胸が熱くなります。
この選曲にもお母さんの子ども達への願いが込められているのでしょう。
それぞれに心に残る歌詞、好きな歌詞があると思いますが、ここにいる子ども達一人ひとりが、いろいろな人生がある中で、それぞれの花を咲かせていくことを思う時、親としての願い以上の見守り続ける覚悟も垣間見えてきます。
こんなお母さん達の姿を見て、子どもた達はどんなことを感じたのでしょうね。
この日の出来事は忘れてしまっても、母達の奏でたメロディーと愛は折に触れてよみがえってくることでしょう。
実は、前の閉級式の様子を伝えた記事(閉級式 その1)にも登場した西児童館の館長さんは、「一生懸命練習していたお母さん達の発表をしっかり見届けたい」とわざわざ駆けつけてくださったのでした。
西公民館館長からは、秋に行われる文化祭(芸能発表)への参加のお墨付きをいただきました。
あるすくすくスタッフさんは、お母さん達の合唱を聞き、「ぜひ、仲間に入れてもらいたい!」とも。
東公民館学級に引き続いての、すくすく合唱団結成決定といったところでしょうか!
孤独な子育てに思い悩むお母さんが多い中で、仲間をつくり、力を合わせて一つのことに向かっていく「カンガルークラブ」のお母さん達の姿を見て、母のパワーを感じました。
きっと、開けられていないだけの引き出しがもっともっとあるのでしょう。
一人では開けられなくても、何かのきっかけがあれば、だれかのちょっとした力があれば開けることができるのかもしれません。
きっとその力は、子育てに追われて過ぎていく日々を豊かなものにしてくれるはずです。
すくすく学級としてこれからできるサポートは何か、改めて考える機会を与えられた思いです。
「カンガルークラブ」の皆さんの発表に心から拍手を送ります。
ありがとうございました!!
Posted by tyuou at 13時12分