2017年06月22日(木)
すくすく学級 6月学習会 [中央公民館からのお知らせ]
すくすく学級6月学習会の様子を紹介します。
まずは、あいさつから。
いつもの流れとはいえ、今回が初参加の親子もたくさんいます。
毎回同じことを繰り返すことで、よい習慣づくりができるといいなと思っているところです。
出席を取ったあとは、今年度の歌「おもちゃのチャチャチャ」を歌いました。
手遊び「いないいないバババァ」で、親子交流。
お話が始まる前に、歌を歌って静かな環境づくり。
と言っても、この時期ですから、みんなが100%上手に聞けるわけではありません。
お話を聞いてもらう側の技量も試されるところですが、絵本の前には座れなくても、声に反応してちょっとでも興味を持つ場面があったといった変化があれば、見逃さずにほめてあげてくださいね。
そして、季節の歌「かたつむり」を歌いました。
お母さん達のやさしい歌声に大きく反応する子どもたち。やっぱり、生の声がいいんですね。
さて、ここからはお母さん達の時間です。
テーマ学習に入る前に、お母さん同士の距離を縮めるためのゲームを行いました。
継続の方もたくさんいますが、今回が初めて参加の方もいます。
開級式では、「はじめまして」の挨拶程度で終わっていますので、お互いを知りあう上でのきっかけが欲しいですよね。
さて、どんなゲームを行ったか説明します。
まず、今、ドラマで活躍されている女優さん4名を紹介しました。この4名、実は、血液型がすべて違うのです。
そこで、お母さん方には、自分と同じ血液型だと思う女優さんを予想してもらい、写真の前に座ってもらいました。
並び終えたら、正解発表と行きたいところですが、それでは、お母さん同士の交流はないまま終わってしまいます。
ここで、同じ女優さんの前に並んだお母さん同士で、どうしてこの女優さんを選んだのかなど、自分の血液型は明かさずに交流してもらいました。
お互いの血液型を探り合いながら、交流が弾みます。
そして、並び直してファイナルアンサーとなります。
トータルでも、移動したのは極わずか。
ほとんどのお母さんが最初の勘を信じたようです。
そして、答え合わせとなりますが、女優さん達の血液型を発表する前に、同じ列に並んだお母さん達の血液型を公表してもらいました。
すると…、
血液型が全員一緒だったという列がいくつも出てきました(驚)。
もう一つ多かったのが、A型とO型が混じる列です。
A型やO型にB型やAB型が混じる列は、ほんの数例でした。
そして、いよいよ正解発表となるのですが、どの学級も発表のたびに「え〜っ!!」のどよめきが……。
予想した女優さんと自分の血液型が同じだったお母さんは、全体の1割にも満たなかったのではないでしょうか。
全員が同じ血液型だった列にいたっては、どこも予想が外れました。
それでも、同じ血液型の人たちが集まること自体が不思議な現象です。
これがイメージの持つ力なんですね。
特に女優さんの場合、役のイメージが強くなってしまうので、惑わされた感じでしょうか。
ただ、血液型による性格の傾向が多少あるにしても、血液型で性格が決まるわけではありません(笑)。
と言いながら、こんなゲームを行うことに矛盾を感じますが……(苦笑)。
結論として、血液型の話題は、とりあえずの切り口だったとしても、お互いの交流を深めるきっかけとして十分盛り上がることがわかった交流ゲームになりました(笑)。
さて、心のストレッチができたところで、本格的な自己紹介の場を設けました。
時間のない中ですが、せっかくの機会なので、「今、一番したいこと」もしくは「一番食べたいもの」も紹介してもらいました。
まずは、シンキングタイム。
さてさて、お母さん達の今の願望をざっくり紹介すると……。
●したいこと
旅行、ショッピング、カラオケ、運動などなど。
その他、「朝までぐっすり眠りたい」「ゆっくりお風呂に入りたい」「1日だけでいいから1人で過ごしてみたい」といった切実な願いから、ダイエット、部屋の片づけといった現実的な願いまで……。
●食べたい(飲みたい)もの
バイキング、焼肉、ラーメン、フルーツなど。
とにかく好きで食べたいというものもあれば、どこどこの○○といったすぐには手の届かないものまで。
そして、特に授乳中のお母さんに多かったのが、甘いもの、辛いもの、油もの、アルコールなど。
今すぐ口にするのは難しくないけれど、「子どものために我慢しています」というお母さんもたくさんいました。
涙ぐましいですね。
さらには、何とは限定しないけれど、「誰かが作ってくれたごはんが食べたい」「とにかくゆっくりごはんが食べたい」という声も。
これには、多くのお母さんが「うんうん、わかる〜」と大きな共感の頷きを見せるのでした。
見えてきますね。
お母さん達が、今置かれている状況。
旅行など、家族で楽しみたいという願望もありつつ、やっぱり「ひとりでゆっくり過ごす時間」が欲しいというのが本音と言ってもいいでしょう。
子ども中心の生活の中、常に自分のことは二の次になりがちなお母さん。特に子どもが小さいほど、そうなりますよね。でも、ちょっとでも自分の願望が満たされることで、「大変な毎日だけど、また頑張ってみよう」と思えるものです。
お母さんの心が豊かになれば、子育てにも楽しく向きあえるようになるでしょう。
願いを叶えるのが現実的に難しいことであったとしても、「いつも大変な思いをしながら頑張ってくれてありがとう」など、自分のことを思ってくれていると感じる一言があるだけでも、随分気持ちが楽になるものです。
親が子どもの心に寄り添うのと同じように、母親の心にも寄り添うべく、家族や地域、社会のサポートが大切なことを改めて感じるのでした。
今回、テーマ学習にはあまり時間をかけることができませんでしたが、自己紹介を通して、「みんな同じような気持ちで子育てをしているんだなぁ」ということが確認できました。
自分だけじゃないと思えたことだけでも、大きな励みになったのではないでしょうか。
願いが叶うのが遠い日だったとしても、声に出したことで、ちょっとでもすっきりできていたら幸いです。
ちなみに、すくすく学級6月学習会のテーマは、
・早寝早起き朝ごはん テレビを止めて外遊び
(別海町生活習慣改善スローガン)
・常に清潔な着衣から快・不快の感情を育てる。
・2歳までは、テレビを控えましょう。
(別海町の『学びの木』より)
でした。
・まずは、早起きから!
・きれいは、気持ちいい!
・メディアも楽しいけど、人とのふれあいはもっと楽しい!
こんなことを心掛けて、今から少しずつ基本的生活習慣を身に付けていけるといいですね。
そして、学習会の最後は、恒例の親子体操。
いい汗かいて、お昼ごはんもおいしく食べられそうですね。
最後のお片付けもバッチリです。
「さようなら」をして、6月の学習会が無事終わりました。
この学習会を支えてくださっているすくすくスタッフさんです。
お母さん達の学びをサポートすべく、お母さんから離れられる子の対応してくださっています。
すくすくスタッフの皆さん、いつもありがとうございます!!
Posted by tyuou at 09時15分