2017年08月24日(木)
すくすく学級 海遊びを満喫! (東公民館学級) [中央公民館からのお知らせ]
8月17日(金)、東公民館学級の体験学習を行いました。
一日曇りの予報でしたが、しばらく気温が上がっていなかったこともあり、「水温は低いだろうなぁ……」「寒くて早めに切り上げることになるかな……」と不安要素ばかりが気になります。
「もっとお天気だったら良かったのになぁ……」と思いながら集合場所で待っていると、参加者親子たちが集まってきました。
お天気はいまいちながらも、集う親子は皆笑顔。
この日は、幼稚園の夏休み最終日。
すくすくOB・OGさんも4名参加しました。
おにいさん、おねえさん達が手際よくシール貼りのお手伝いをしてくれました。
「このまま海に入れます」といわんばかりに準備万端な親子もいましたね。
「もし冷たくて入れなかったらごめんね」と思いながらも、楽しみにしてくれていることがうれしかったです。
すくすく時代からバスの運転手さんが大好きだったR君。
運転手さんを見つけると、まっしぐらに駆け寄っていきました。
でも、いざ目の前にすると、ちょっと照れた様子。
心がちょっと大人になった証しですね。
バスに乗り込んで、いざ出発!
受付の段階から、すでに夏休みの出来事をみんなに聞いてもらいたくてしゃべり続けていた幼稚園のおにいさん、おねえさん。
バスの中でも、マシンガンのようです(笑)。
なんでも素直に話してしまうので、ハラハラしていたお母さんもいたと思いますが、おにいさん、おねえさんのおしゃべりは、いつものバスレクに負けない賑わいを見せていました。
かろうじていつもの流れに持っていくために、「ちょっとお話聞いてもらってもいいかな…」と声をかけると、「うん、わかった」と、人差し指を立てて「シーッ」としています。
「ちゃんと成長しているね!」
感激の瞬間でした。
そんなこんなと走り進めていくと、だんだん空が明るくなってきました。
ほんのりと太陽の日射しを感じます。
そして到着した海の公園は、思っていたほど寒くはありませんでした。
荷物を降ろし始めると、「お手伝いします」とおにいさんたち。
それを見て、「私も手伝う!」と荷物を運んでくれたAちゃん。
遊びの前に記念撮影から。
今回もこんな感じです(笑)。
さぁ、海遊びスタート!
「あれ? 冷たくない!」
そうなんです。
場所によっては、ぬるいと感じるところもありました。
まさかザブザブと入っていけるとは……。
実はここ数年、8月の東公民館学級の体験学習は、お天気に恵まれず、海遊びを堪能できずにいました。
昨年に至っては、延期の末の天候不良で行き先の変更を余儀なくされたため、海にさえ行けませんでした。
さて、今回は……。
すくすく特製釣竿でカニ釣りに挑戦。
と言っても確実にいるという保証はありません。
でも、目星をつけてひたすら待ちました。
いるんです。
見えるんです。
でも、何度もエサだけを持っていかれてしまうのです(泣)。
それでも諦めません。
そして、とうとう……。
釣れました〜〜〜!!!
このときの感動と一体感と言ったら!!
みんなで喜び合いました。
カニさんの入ったバケツをのぞき込む子ども達。
顔は見えませんが、うれしさが全身からにじみ出ているのがわかります。
今度は、「おさかなさんいるよ〜」の声が……。
体長10センチほどの魚の群れが突如として現れます。
でも、そのすばしっこさといったら……。
網を探知する能力、切り返しの速さに驚くばかり。
まるで、ご存知、日体大の集団行動さながら!
いや、日体大の集団行動が目指している真の集団行動の姿です(笑)。
「待ってちゃだめ、追いかけるの!」といわんばりのお母さん(笑)。
やはり、おさかなさんをゲットするためには、網を仕掛けるか、本格的な釣り道具が必要なのかもしれませんね。
結局、この日の収獲は、サワガニさん2匹。
まずまずと言っていいでしょう。
とにかく、釣れるか釣れないかドキドキわくわく。
待つ時間が楽しいと思えることってなかなかないですよね。
さて、この海遊び体験。
ゴツゴツとした岩場を歩くのも一つの醍醐味です。
バランスを取ったり、危険を察知する力も、実際に経験することで身についていくものです。
「早く切り上げることになるかな?」なんて思っていたのはまったくの杞憂でした。
どこで切り上げの声をかけるか迷うくらい、夢中になって海遊びを楽しんでいた親子たちでした。
たっぷり海遊びを楽しんだ後は、昼食タイム。
今回のもう一つの楽しみでもある焼肉です。
しかも、会場に移動したときには、すでに焼き上がっていました。
遊び終える時間を見計らい、バスの運転手さんと東公民館のギターのおにいさん(今日はギターなし)が、絶妙なタイミングで準備してくれていました。
お母さんたちにとって、こんなにうれしいことはないですよね。
もちろん、まだ食事にサポートが必要な子もいるので、完全な上げ膳据え膳とはいきませんが、食事の準備をしなくても食べられる喜びを噛みしめながらの昼食タイムになりました。
食事が終わるころ、小雨が降り出しました。
海遊びの時間も絶妙だったのですね。
もうひと遊びの予定でしたが、ここは早めに帰りの準備。
午前中の海遊びで、十分満足できたからこそできた決断です。
後片付けも、「わたしも、ぼくも」と手伝ってくれた子ども達。
使っていない場所までも、しっかりお掃除してくれました。
「来たときよりも美しく」の心がもうすでに身についているのかな?
きっとこれまでの「お手伝いをすると喜んでもらえる」という経験が、思いやりや奉仕の心を育てているのでしょうね。
もちろん、この場でも「ありがとう」「助かったよ」と、何度もみんなで褒めました。
おなかも心も満腹にして、海の公園をあとにします。
帰りのバスの中はと言えば……。
まぁ、またなんと賑やかなこと(笑)。
またまた幼稚園組のおにいさん、おねえさん達のトークが炸裂!!
ふと、「わたしね、○○ちゃん好きだよ」と、あるおねえさん。
それを聞いた○○ちゃんが、ちょっと照れたように「ありがとう」。
和みますね。
ほっこりしますね。
忘れていた何かを思い出しますね。
その後は、
「わたしは、○○ちゃんと○○ちゃん!」
「ぼくは、○○くんが好き!」
と、止まりません。
おともだちのことを素直に好きと言えるっていいですね。
なかには、
「ぼくは、○○くん、いっつもケンカするんだよ」
と話してくれた子も。
そっかぁ、ケンカするほど仲がいいって言うもんね。
ここでも子ども達の成長を感じるのでした。
さて、あっという間に東公民館に到着。
楽しかったことを物語る満面の笑み。
「バスの中で、『すくすくの先生に久しぶりに会えてうれしかったよ』って言ってたんですよ」と、こっそり教えてくれたお母さんがいました。
その気持ち、表情から十分伝わってきます。
「ありがとう。私たちもうれしかったよ!」
幼稚園のおにいさん、おねえさんから、たくさんの刺激を受けたすくすくの子どもだち、お母さん、私たちでもありました。
Posted by tyuou at 09時20分