2017年10月02日(月)
すくすく学級 「もしもの時のために」(9月学習会) [中央公民館からのお知らせ]
すくすく学級9月学習会は、「もしもの時のために、親ができること」と題して、消防署より講師を招き救急救命講習を行いました。
乳幼児期は、特に思わぬ事故が起きるものです。
乳幼児の死亡原因の多くを占めるのも、不慮の事故だそうです。
転んで擦りむく、あちこちぶつけてあざができるといった軽いケガは日常茶飯事とも言えますが、もしも自分の手に負えないようなことが起きた時にどう判断し、どう行動を起こせばよいのか、そこがお母さん達にとって一番心配なところでしょう。
今回の講習では、AED(自動体外除細動器)の使い方、胸骨圧迫(心臓マッサージ)のやり方の他、乳幼児期に多い事故の事例や対処法などを教えていただきました。
【AEDの使用法】
町内でも、公共施設や小中学校、コンビニなどに設置されています。
今は、身に付けている貴金属を外さなくてもいいそうです。
いかに迅速に対処できるかが大切だということですね。
【胸骨圧迫(心臓マッサージ)】
実際にやってみました。
興味深げに、いや、心配そうにお人形を見守る子もいました(笑)。
お母さん達も、「こうすることのないように……」と祈るような気持ちで体験しました。
思った以上に強く押さなければいけないこともわかりました。
人工呼吸は、リスクがあるため、胸骨圧迫だけでもいいそうです。
ポイントは、「強く 速く 絶え間なく」。
現実の場面で冷静に行うのは難しいかもしれませんが、
「とにかくやらないよりやった方がいい」
とのことでした。
【背部叩打法】
誤飲は、乳幼児期に多い事故です。
口やのどに異物が詰まった場合に有効な処置法です。
実際に、「のどが詰まって救急車を呼んだことがあります」というお母さんもいました。
その他、熱性けいれんや高所からの転落、やけどなどの対処法を教えていただきました。
いずれにしても、どの程度で病院にかかった方がよいのか、救急車を呼んだ方がよいのか判断するのは、容易なことではありません。
「もしもの時、判断に迷った時は、相談でも構わないので、いつでも119番に連絡してください」とのことでした。
心強い言葉ですね。
そこで大事なのは、状況をしっかり把握できていることです。
いつからどんな様子(症状)なのかを観察し、それをしっかり伝えることで適切なアドバイス(口頭指導)を受けることができます。
とはいえ、今回の内容は、一度聞いただけで完璧に身に付くものではありません。
でも、学ぶことによって、もしもの時にできることが変わってきます。
講師の救急救命士さんも「一年に一度聞いていても忘れることがありますよ」とおっしゃっていました。
もちろん、何もないことが一番ですが、繰り返し学ぶこと、予防を第一に大切な子ども達の命を守っていきたいですね。
Posted by tyuou at 14時05分