2017年12月01日(金)
すくすく学級 絵本で交流(11月学習会) [中央公民館からのお知らせ]
11月の学習会のテーマは、学びの木の
「優しく聞いて話し言葉を育てる」
「やさしく抱いて親と子の愛情を深める」
でした。
言葉の出始めは、特に意識して絵本を読み聞かせるお母さんも多いことでしょう。
そこで、ふだん読んでるいる絵本、お気に入りの絵本を紹介することで交流を深めました。
「しかけ絵本が大好きです」
「このページが大好きです」
「寝かしつけに効果あり」
「寝かしつけに読んだつもりが、逆に興奮しちゃって」
「下の子が生まれて、この絵本でちょっとおねえさんになりました」
「ブックスタートでもらった絵本がいまだに好きです」
「この絵本で言葉をたくさん覚えました」
「全部覚えて逆に読んでもらっています」
「ご飯を食べておなかがいっぱいになったら、読んでとせが
んできます」
「おなかの中にいる時に読んでいた絵本が大好きです」
「この作家さんが好きでよく読んでいます」
「私の好きな本が娘のお気に入りになりました」
「夫が、私が好きそうだろうと選んでくれた絵本です」
などなど、様々なエピソードと共にたくさんの絵本が紹介されました。
西公民館学級では、持ち寄った絵本を見せあっこ。
「紹介してもらった絵本を読んでみようと思います」
「どうしても自分の好みで買ったり借りたりするので、参考になりました」
「好きな作家さんの全く知らない絵本を知ることができてよかったです」
など、おかあさん達にとっても、いい刺激になったようです。
中央0歳、1歳クラスでは、子ども達の好きな歌も紹介しあいました。
絵本の読み聞かせには、様々な効果があるとされていますが、乳幼児期に大切なのは、親子で一緒に過ごす濃密な時間です。忙しくされているお母さんも多いと思います。時間は短くてもいいんですよ。
絵本や歌は、あくまでもふれあいやコミュニケーションの一手段。
絵本の中の言葉も、読む人の声があってこそ伝わるものです。歌もそうですね。
お母さんやお父さんからやさしく掛けられた声、膝の上の温もりやにおい、胸や背中、頭をトントンとされながら寝かしつけられた記憶、それらが愛された証しとなり、結果として言葉や情緒などが育っていくのだと思います。
今この時期に、子どもの声(心の声も含めて)にやさしく耳を傾けつつ、おかあさんのやさしい声をたくさん聞かせてあげてくださいね。
ポイントは「やさしく」です。
絵本の交流の後は、お母さん向けに
『このママにきーめた!』(作:のぶみ)を読みました。
空の上から、神さま(?)や他の赤ちゃんに「ほんとにこのママでいいの?」と諭されながらも、掃除もしない、料理も適当なママをあえて選び、そのママを喜ばせるために“ぼく”が生まれてきたというお話です。
おなかの中の記憶がある子ども達に会って描いた絵本なのだそうですが、「なんでうまれてきたの?」と質問すると全員が「ママを喜ばせるため」と答えたのだそうです。
あとがきにこうあります。
「…子どもは、まずママをよろこばせてだれかをよろこばせる自信をつけるんです。ところがママは、自分の子がちゃんと育ってほしいからよろこばずにしつけようとおこってしまう。子どもがしてほしいのは、しつけることじゃなく子どもがしたことによろこぶことです。…」
お話を聞きながら涙ぐんでいるお母さんもいました。
感動したり、反省させられたり…。
わが子が生まれてきた時の記憶が蘇るとともに、やさしい気持ちを取り戻せる絵本でした。
最後にさらにやさしい気持ちになれる歌、「おかあさん」を歌いました。
「おかあ〜さん♪」の呼びかけに、「なあ〜に♪」とやさしく応えるフレーズから始まります。
大事なのはこれですね。
忙しくしていると、ついつい返事にもめんどくささが出てしまうこと、ありませんか。
やっぱり子どもは、おかあさんのやさしい声が聞きたいんです。やさしい声が大好きなんです。
まさしく、今回の学習テーマを象徴している歌でしたね。
「今日で『おかあさん』の歌が好きになりました。改めて聞くといい歌ですね」
と感想を残してくれたお母さんもいましたよ。
さてさて、ここで今月の歌の様子もお伝えします。
今回は「たきび」を歌いました。
最近は、法律でも制限されているため、実際にたき火を経験したことのあるお母さんも少ないようです。
ちょっと雰囲気を出すために、“なんちゃってたき火”を作ってみました。
薪はアルミホイルの芯、落ち葉は東公民館学級の親子が、ゆめの森公園で拾ってきたものです。
落ち葉がここで大活躍です(笑)。
たきび感がグッと強くなりました。
みんなで火をつけます。
「あちち、あちち」と小芝居を入れながら(笑)、どんどん火が燃えていきます。
そして、こんな感じに。
なんちゃってたき火を囲んで歌いました。
「あ〜たろうか あたろうよ〜♪」のところで、たき火の前に手をかざします。
なんだかちょっと温まった気分になりましたね。
歌い終えて消火(かたづけ)すると……。
あれあれ?
何か出てきたよ!
もしかして、やきいも!?
「あむあむ」といきたいところですが、残念ながらにせもの。
紙粘土で作ったやきいもでした。
季節を感じる昔ながらの歌。
これからも歌い継いでいきたいですね。
Posted by tyuou at 13時24分