2018年01月29日(月)
すくすく学級 特別企画「おとうさんもいっしょ!!」(1) [中央公民館からのお知らせ]
1月21日(日)、「おとうさんもいっしょ!!」を行いました。
平日だとなかなか参加できない通信部のお母さん、そしてお父さんやすくすく学級に所属されていない親子も参加できるよう企画したものです。
お天気はまずまず。
お父さんやお母さんに手を引かれ、今日の日を楽しみにしていてくれた親子が1組2組と集まってきました。
受付時間前から来てくれた親子もいましたよ。
お父さんは、ちょっとドキドキ。
多くのお父さんが、入口で「他にもお父さん来てるかな…」と、まず確認しているように見えました(笑)。
自分だけじゃないと確認してひと安心。
見ていて微笑ましい光景でもありました。
始まるまでの間は、自由に過ごす時間です。
お父さんとふれあっている様子もたくさん見られました。
いつものすくすくに、お父さんがいるのがちょっと不思議ながらも、心地よさそうにお父さんの膝の上に座っている子、
「見て見て〜」と言わんばかりに、お父さんにアピールするようにはしゃいでいる子。
広い会場を歩き回るわが子に、「こんなにしっかり歩けるようになったんだ」と成長を噛みしめていたお父さんもいたようです。
さぁ、時間になりました。
まずは、あいさつから。
こんなにたくさんの子ども達が集まってきました。
空気を察して、呼ぶ前から駆け寄ってきた子もいましたよ(笑)。
それでは、「おとうさんもいっしょ!!」いってみよう〜!
まずは「おもちゃのチャチャチャ」からです。
あいさつが終わり、一度散った子ども達でしたが、「『おもちゃのチャチャチャ』を歌うよ!」と呼びかけると、もう一度急ぎ足で集まってきました。
すくすく学級では、もはや見慣れた光景ですが、こうして前に出て歌って踊る子ども達の姿に驚いていたお父さんもいたようです。
お父さんやお母さんにも一緒に踊ってもらう予定でしたが、シャッターチャンスは逃せません(笑)。
お遊戯会、はたまた参観日!?
普段家では見られないわが子の姿に、感動さえしたことでしょう。
もっと小さな子のお父さん、お母さんの目には、もう少し先のわが子の姿として映っていたのでしょうね。
見守る目も温かかったです。
次は「いないいないバババァ」。
こちらも、再び散った子ども達が三たび集まりました(笑)。
この繰り返しが何とも楽しかったですね。
お父さん、お母さんの眼差しもやさしく、会場に温かい空気が流れます。
続いてお話の時間。
せなけいこさんの『おばけのてんぷら』を読みました。
一息ついて、もう一度手遊びの時間です。
まずは「パンダうさぎコアラ」。
“繰り返しの天才”の子ども達を象徴する手遊び。
大人から見るとしつこいと感じるほど繰り返しが続きますが、子ども達にとってはそれが楽しいのですね。
次は「とんとんとんとんひげじいさん」。
お家でも一緒に遊んでもらっているのでしょうね。
歌も動きもとっても上手な子ども達でした。
おひげやこぶが「ビヨーン」と伸びて、「キャー」と叫ぶバージョンも楽しみましたよ。
続いては「グーチョキパーで何つくろう」。
ちょうちょうやカニさん、ヘリコプターにかたつむりを作った後は、すくすくおなじみ別海バージョンです。
他にも、ホッキや乳搾り、牛乳を飲むポーズ、りょウシ君と別海町の名産、キャラクターで楽しみました。
ここでちょっとブレイクタイム。
お父さん、お母さん向けのお話のコーナーです。
今回は、赤ちゃんとママ社から発刊されているイラストレーターであり絵本作家でもあるヨシタケシンスケさんの『ヨチヨチ父〜とまどう日々〜』を紹介しました。
この『ヨチヨチ父』、ヨシタケさん自身が父親になったことで感じた赤裸々な思いやエピソードが、ほんわかするイラストを交えて綴られています。
子どもとうまく意思疎通できずに、モヤモヤが消えない日々を送るエピソード、仕事を終えて家に帰っても「安らぎ感」が得られないなどのエピソードに共感したお父さんも多かったことでしょう。
「うんうん」と大きく頷きながら聞いているお父さんもいました。
夫婦関係に変化を感じたり、子どもの機嫌や泣きに振り回されたり、子どもが生まれる前には予想もしていなかったことが次々に起こる事態に戸惑いの日々を送るのはお父さんもお母さんも同じです。
でも、お父さんはシャイだったりプライドがあったりで、自分が戸惑っていることをなかなか表に出せなかったりするんですよね。
父親目線に立ったこの『ヨチヨチ父』は、お父さんへのエールであり、「お父さんって、実はこんなことを感じているんだよ」というお母さんへのメッセージなのかもしれません。
子育ては楽しいことばかりではないからこそ、今、相手がどんな思いでいるのか、何か辛いことはないのか、お互いの心によりそうことで、お互いの心身にかかる負担も軽減されていくことでしょう。
声に出して思いを伝えるのは、簡単なことではありませんが(私自身が痛感しています)、「ありがとう」や「今日も大変だったね」という一言でも心は安らぎます。
今回紹介したお話が、家族が心をよせあい、これからも続くであろう初めての出来事、不測の事態を乗り越える一助になれば幸いです。
この後行われた体遊びの時間以降の様子については、次の記事【すくすく学級 特別企画「おとうさんもいっしょ!!(2)」】で紹介します。
Posted by tyuou at 17時23分