2013年06月14日(金)
郷土資料館・別海高等学校インターンシップの受入 [郷土資料館からのお知らせ]
6月11日(火)〜12日(木)の2日間、別海高等学校3年生の山屋歩夢君がインターンシップに来ました。はじめに郷土資料館の役割や仕事の内容を説明し、館を見学してもらいました。今回の実習内容は、資料のレプリカ作りを通して、資料を観察するということを体験してもらいました。
レプリカを作る資料は、野付半島沖で発見されたマンモスゾウの臼歯化石です。日本では12個しか発見されておらず、その内3個が野付半島沖で発見されているという大変貴重なものです。今回は、3個の内の1個、エキタラウス沖標本のレプリカを作成します。年代測定では、4万3千年前のものであることがわかっています。
シリコンで作った型に石膏を流し込み、固まったら型から外しヤスリ等で形を整えます。その後、アクリル絵の具を使用し着色に入りました。実物をじっくり観察し色を作り、ゆっくりと塗っていきます。 時間がなく、途中で終了となりましたが、化石の質感を出した着色に本人も満足行く出来栄えとなりました。作業に対する集中力もすばらしく、今後の学校・社会生活に活かしていってほしいと思います。
Posted by kyoudo at 11時01分