2016年07月20日(水)
すくすく学級 わくわくジャングル体験!!(中央公民館) [中央公民館からのお知らせ]
中央公民館学級生の7月体験学習は、中西別幼稚園での「わくわくジャングル」体験でした。
「わくわくジャングル」とは、中西別幼稚園の自然環境を生かし、雑木林にアスレチックを作ったり、小川に丸太の橋を渡すなど、保護者の協力を得て造られた遊び場です。園児に“心揺さぶられる実体験を”との願いを込めて「わくわくジャングル」と命名されたそうです。
朝から晴れ間が広がるいいお天気。
帽子に長袖、首にタオルを巻いた、長靴姿の親子が次々に集合場所の公民館にやってきました。
ちょうど福祉牛乳配布の日。
並んでいる人、すれ違う人達が「こんな天気のいい日に、そんな格好でどこに行くの?」と言いたげな顔をしています(笑)。(実際に声も掛けられました。)
ダニ対策&水・泥対策。
そう、自然の中で思う存分遊び切る覚悟を決めた服装だったのです!!
直射日光を浴びて遊ぶには、ちょっと暑すぎるかなというお天気でしたが、自然に囲まれた「わくわくジャングル」は、生い茂る木々が屋根の役割をしてくれるため、長袖でも暑さを感じることなく、木々の間を通り抜ける風がとてもさわやかでした。
一歩中に入ると、水溜りを大きくしたような小川が一本。
その横に大きなスコップや手押し車、鍋やまな板(キッチン用具は、ほぼ本物)、ペットボトルがきれいに並べられています。
まさしく、心揺さぶられる自然環境と遊び道具。
泥遊びをすることが前提の小川なので、ちょっとぬかるんだりもしましたが、そんな感触を楽しむのも今回の体験の一つです。
最初は、「何をしたらいいのかな?」とちょっと戸惑いを見せる子ども達でしたが、道具を与えると、泥を掘ったり、かき集めたり、バケツに移したり、思い思いの遊びが始まりました。
最初から、お母さんと一緒に小川に飛び込み、長靴をチャプチャプさせながら歩くのを楽しむ子もいました。
ゆめの森のきれいな水場では、ついに足を入れることなく終わった子も、なぜか泥水にハマりました。
思わず、「この子、きれいな水より、汚い水の方が好きみたいです……」とこぼしたお母さん。
言い換えれば、自然のまま、ありのままの遊びが好きということですよね!
「わくわくジャングル」の奥の方では、「おたまじゃくしだ!」「かえるがいた!」と捜索が始まっていました。
乳幼児にとっては、おたまじゃくしの住みかまで少々険しい道でしたが、ぐんぐん進んでいきます。子ども達はもちろんですが、一緒についていくお母さん達にもたくましさを感じました。親子で楽しんでいる様子が、伝わってきます。
すぐ隣りに普通に歩ける道があるのにもかかわらず、あえて
小川を縦断する子どもたち。
園児をお手本に、見よう見まねで木の実や草をすりつぶして色水づくりに没頭していた子。
手づくりの長いすべり台、ブランコを楽しんだ子もいました。
暑かったので、プールも開放していただきましたが、こちらもとっても楽しかったようですよ。
言葉はなくとも、黙々と、ただひたすらに遊び続ける子ども達の体から「楽しい!」という言葉が浮き出ているのが見えるかのようでした。
遊び終えて、泥だらけになった服を着替えていると、
「ハウスのいちご、食べてもいいですよ!」
と、園児のお兄さんの呼びかけがありました。
「赤くなっているのを食べてくださいね!」
と、アドバイスもしてくれました。
優しい言葉に笑みがこぼれます。
昼食は、年長さん、年中さん、年少さんのお部屋に分かれて、一緒にお弁当を食べました。
日直さんの掛け声で、「いただきます」のあいさつをしましたが、声を合わせてあいさつするだけの姿にも、「すごいね〜!」と顔がゆるむお母さん達。
数年後のわが子の姿が頭に浮かんだのでしょうね。
昼食のあとは、それぞれの部屋でままごとやブロック、カプラ、電車ごっこなどなど、また楽しいひとときを過ごしました。
エネルギーを注入して、またもや夢中になって遊ぶ子どもたち。
その姿を見ているだけで、心が安らぎます。
午前中は、お昼寝の時間になってしまった子もいましたが、午後から生き生きと遊んで、しっかり午前の分を挽回していた子もいました。
ホールでは、年長さんを中心に、大きなブロックでおうちが作られました。
「ここはこうして、ああして……」と頭を使いながら組み立てています。
枠(壁)ができあがると、「屋根がないなぁ……」とマットをかぶせて屋根代わりに。
すくすくの子ども達も、中に入れてもらって喜んでいました。
あっという間に帰りの時間になりました。
お互いに「ありがとう」のあいさつをして、さようならをしました。
ご協力いただいた中西別幼稚園の職員の皆様、そして、すくすくの子ども達を温かく迎えてくれたステキな園児の皆さん、楽しいひとときをありがとうございました!!
子ども達が無我夢中になって遊ぶ姿に触れることができたこと、無事故で終えることができたことが何よりでした。
今回の体験は、集合時間がいつもより早め。荷物も多く出かける準備も大変だったと思います。
また、家に帰ってからの荷物の整理、後片付け、洗濯も、きっときつかったことでしょう。
それでも、覚悟を決めて参加してくださった学級生の皆さん、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
お母さん一人ではなかなかできないことも、見守る目がたくさんあることによって思い切ることができるものです。
それも、すくすくスタッフさんの協力があってこそ!!と改めて感じる体験学習になりました。
Posted by tyuou at 11時30分