別海町教育委員会

　１２月２１日（日）、「クリスマス子どもの集い」が西公民館を会場に行われ、地域の親子や地域のボランティアなど合わせて１２０名が参加してくれました。

　まずはじめに子ども達は、今では､家庭でほとんど見ることのできない１６ミリフィルム映写機にて、映画「アイスエイジ３」を見て楽しみました。

　映画の後子ども達は、ボランティアの上西春別中学校の生徒さんに教えてもらいながら「もちつき」に挑戦しました。　餅つきの後は、そのもちを丸めて、会場にて雑煮汁やきな粉、ゴマなどをつけ、色々なもちの食べ方を味わいました。


　　

　

　会場では、最後にサンタさんが登場し、プレゼント抽選を行い、子ども達は楽しい一日を過ごしました。

２０１４年もあと２日。皆さん、もうやり残したことはありませんか？
２０１５年ももう目の前。子育てや家事、仕事、忙しさから抜け出せない日々をリセットするチャンスです。日常は変わらなくても、まず心新たにスタートを切りたいですね。

さて、遅くなりましたが１２月のすくすく学級の様子を紹介します。

中央・西公民館の学習会では、ＮＰＯ法人おたすけネットの代表理事を務める中谷通恵先生をお迎えして、子育て講演『みんな悩んで親になる』を行いました。
「中谷先生ご自身の子育てのお話」「子育て支援を始めた経緯」「子どもの心の発達のみちすじ」「乳幼児期の大人のかかわり方」「乳幼児とメディアのよい関係」など、わかりやすく丁寧にお話していただきました。
今、まさにお母さんたちが抱えている苦悩を包み込むような内容に、多くのお母さんが涙ぐむ場面もありました。
「叱り過ぎたな、子どもにつらくあたってしまったなと思っても、子どもが甘えてきたら、それでチャラだと思ってよい。子どもは、どんなお母さんも大好き。」
「子どもの心の甘えはしっかり受け入れ、子どもの心の声をお母さんが出してあげて。」
「子どもがお友だちのおもちゃをとったり、叩いたりしてしまったら、親が謝ればいい。」
「親業とは、見栄を捨てて、どれだけ恥をかけるか！　特に乳幼児期は、いっぱい恥をかいた方がいい！」
などなど、参加者の心にグッと突き刺さる言葉の数々。
様々な場面での子どもへの言葉かけの例は、別海町の『学びの木』、乳幼児期（０〜３歳）の重点である「子どもによりそい、気持ちを受け止めてみましょう」を達成すべく、すぐに実践に移せそうなものばかりでした。

スマホなど電子映像メディアに頼る子育てに対しては、「それでも、お母さんたちは、周りに迷惑をかけないように必死なんです。」と孤独な子育て環境の中で頑張っているお母さんの心の叫びを代弁してくれました。
ダダをこね、ひっくり返って泣いている子ども。

スーパーなどで時々みかける光景ですが、「どうして泣き止ませないのだ」という目を向けるのではなく、「あのお母さん、子どものしつけのために頑張っているんだね！」と温かい目で見守れる地域になってほしい。
親の心の基地があれば、親が子どもの安心・安全な心の基地になれる。人と人とのつながりの中で、安心して子育てできる地域になってほしい。頑張っている子育て中のお母さんを地域で応援する別海町であってほしいと話を締めくくられました。

終始、やさしい眼差し、穏やかな口調で語られた中谷先生。すべてを否定せず、お母さん達の努力や苦労を認め、励ましてくれるその姿。まさしくこれが母のあるべき姿なのかもしれません。

講師の中谷通恵先生

１２月の体験学習は、クリスマス会。
中央公民館では、“おやこフェスタ”を予定していましたが、荒天のため止むなく中止に。日を改め、クリスマス会のみ実施しました。
３館それぞれ、クリスマスリースの工作やサンタさんとの触れ合い（？）を楽しみました。（小さい子にとっては、プレゼントを運ぶサンタクロースも怖い存在のようです。）
中央公民館のサンタさんは、ギターを持って登場！！
その様子については、以下のＰＤＦでお楽しみください。

(2908KB)

東公民館では、美容師の資格、経験を持つ学級生のお母さんを講師に「親子でかんたんヘアアレンジ教室」も並行して行いました。
セルフカットのコツを教えていただいたり、簡単なのにゴージャスに見えるアレンジ方法など、学級生や子ども達をモデルに実体験。モデルになったお母さんは、いつもと違った自分に、きっと一日心ウキウキだったのでは？

東公民館　ヘアアレンジ教室

それぞれの詳細、１月の予定については、年明けの通信でお知らせします。

新年は、お母さんたちの心の基地を目指してがんばります！
２０１５年のすくすく学級も、よろしくお願いします。
そして、お楽しみに！

皆さん、よいお年を！

本日開催の「おやこフェスタ」は、荒天の為中止といたします。