別海中央小学校 [北海道別海町]

キャリア教育の一環として行っているゲストティーチャー授業の第二弾。本日は，別海町役場町民課松本博史様にお越し頂きました。ご自身の経歴などをふり返りながら，キャリアの段階を３つに分けてご説明頂きました。学びのキャリア，仕事のキャリア，人生のキャリア。取り分け, 学びのキャリア段階での過ごし方次第で，その後の人生に何らかの影響を及ぼすというお話でした。特に印象に残ったものについて掲載します。

『今やれる人は，大人になってもやれる人。今やらない人は，大人になってもやらない人。もう生き方のおおよそが決まりかけている。でも，今なら（未来を）変えられる。』

『学びのキャリアステージは，１分１分の積み重ね。価値ある１分を重ねここ１発（勝負時）に強くなる。その１分の使い方は自分次第。セルフプロデュース力を磨こう。』

『今の君たちはまだ，１回の表。まだまだこれから可能性がある。何にでもなれる。そのためにはまず，最後の打席でヒットを打つ準備をしよう。今からできるセルフプロデュースは，仲間・先生・親と，仲良くする。感謝する。謝ることができる。挑戦する。』

別海町役場のお仕事は，弱者に光をあてる。仕事に責任がある。いろんな仕事ができる。チームワークが問われている。未来を憂う眼力と行動が試されるとご紹介頂きました。そんな職場で数多くのアイディアを出し，別海町の活性化に努めてこられた松本様ですが，こんなお話を最後にしてくださいました。『僕には決定権がない。でもいつも色んなことを考えて，プランやアイディアを出し，色々なことに携わってきた。僕のようなたった一人の足軽でも，これだけのことができるんだ。』と力強く子どもたちに語り掛けて下さいました。

２回のＧＴ授業を終えた子どもたちは，揺らぎ，悩み始めました。夢について本格的に考えるスイッチが入った証。葛藤は，真剣さの表れと感じています。

お忙しい中にも関わらず，松本様には，子どもたちの数だけある未来に，確かな希望がもてる貴重なお時間を頂きました。本当にありがとうございました。