2017年03月08日(水)
☆別海中央小学校☆6年生「命の授業」 [学校の教育目標を達成させる教育活動]
別海町母子健康センターより,助産師の白𡈽様,若木様にお越し頂き,「命の教室」を開いていただきました。毎年,卒業を前にした6年生に向けて,命の誕生について知り,自分や家族の命について考える機会を頂いています。
命の始まりについて,理科や保健の学習を思い出しながら確認した後,小さな袋を頂きました。中にはハート型に切られた紙と小豆が一粒。ハートには小さな穴が開いています。およそ0.13mm,受精卵の大きさです。小豆は心臓が動き出した頃の胎児の大きさ。こんな小さな状態から,今の立派な体へと成長してきました。
胎児の心音を聞かせてもらい,自分達の拍動と比べました。胎児は心臓が小さい分,たくさん動くことで体全体に血液を運んでいるそうです。胎児の体は小さくても,現在の自分たちと同じ体の仕組みをもち,お母さんの子宮に守られながら命を育んでいきます。
後半は,出産について学習しました。骨盤の模型を使って,赤ちゃんが狭い通路を回旋しながら出てくることや,その間ずっと苦しい体勢でいることを知り,お母さんだけでなく赤ちゃん自身にとっても大変な時間であることがわかりました。帝王切開による出産でも,赤ちゃんにとってまた別の大変さがあることも教えていただきました。
最後に,助産師としてこれまで何百人もの出産に立ち会われた経験から,出産は家族にとってかけがえのない出来事であり,誰もが無条件に喜び感動するのだと,お話いただきました。みんなに待ち望まれて生まれてきた自分の命を大切にすること。そして同じように,家族やみんなの命を大切にすること。かけがえのない命の重み,大切さについて教えていただきました。
今,自分の命がここに存在する奇跡。12年間,家族をはじめとするたくさんの支えによってつなげられてきた成長。卒業を前に,改めて将来のこと,仲間のこと,家族のことを考える6年生。自分の命のルーツと向き合い,静かに自分を見つめなおす時間となりました。
白𡈽様,若木様には,お忙しい中本校にお越し頂き,貴重な学習の機会をありがとうございました。
Posted by 中央小学校 at 21時12分