2019年02月28日(木)
☆別海中央小学校☆6年生プログラミング学習を行いました [学校の教育目標を達成させる教育活動]
先週から今週にかけて計5時間,6年生はiPadを用いたプログラミング学習を行いました。はじめてのiPad,はじめてのプログラミングに少し不安もあったようですが,一人1台ずつ渡されると,あっという間に基本操作をマスターしていました。
最初の2時間は5年生算数「正多角形」の復習です。
プログラミング学習サイト「プログル」をつかって,正多角形の作図方法を考えながら,1時間目は正方形を,2時間目は正三角形から正360角形まで作図に挑戦。プログラミングの基本的な考え方をマスターしました。
プログラムを用いた作図方法を考える中で,正多角形の性質,内角の和と外角の関係,辺の数と外角一つの大きさが反比例の関係になっていることなど,これまでの算数の学習を生かすことができました。
3〜5時間目は6年生理科「電気とわたしたちのくらし」で,電気を効率的に使うための方法をプログラミングで実現させる課題にトライしました。
「MESH」という様々なセンサータグ,それに連動するスイッチボックスと,これまでの学習で使ってきた豆電球やファンを動かす回路を組み合わせ,「必要な時に必要な分だけ」「自動的に」作動する装置を考えました。
班ごとに,ホワイトボード上に解決したい場面,解決方法,センサーの使い所など意見を出し合いながら,マグネットを使ってプログラムを考えていきます。ある程度見通しが立ったところで,いよいよiPadのアプリ上でプログラムを組んでいきます。自分たちのアイディアがプログラムを通して実際に動き出すたびに,拍手と歓声があがりました。
明るさや動きなど,複数のセンサーを組み合わせ自動化に徹したプログラムもあれば,プログラム自体は単純でも,総合的な学習の時間で学んだ福祉の視点を生かしたものもあり,学びのつながりから新たなアイディアを生み出していました。
世の中のたくさんの場面で,プログラムされた道具やシステムが動いています。でも,それらを作ったのは人間であり,世の中の課題や誰かのハードルを,すこしでも改善したいという思いが形になったものです。
今回の学習を通して,課題を解決していく過程や,自分たちの生活がどのように支えられているのか体験することで,世の中を見つめる新たな視点を獲得することができました。
今回の学習は,機材提供や授業中の支援など,校内外たくさんの皆様にサポートしていただきました。ありがとうございました。
Posted by 中央小学校 at 17時00分