別海中央小学校 [北海道別海町]

　6月28日に，中学年ブロックの6月月例公開を行いました。体育「走り高跳び」の授業です。新課程に向けて，「体育の見方・考え方を働かせた主体的・対話的で深い学び」の視点での授業公開でした。
　「準備体操から準備運動へ」「子どもたちの主体的な活動につなげる場づくりの工夫」「タブレットを活用した対話を促す工夫」など，深い学びにつながる提案性のある授業でした。
　事後の検討では，日常授業改善ワンペーパーチェックシートを基に，ブロック毎にKJ法で協議しました。日常の授業に生かせる忌憚のない意見が出されました。この日は，中標津東小学校，上西春別小学校からも参観していただきました。体育の指定校の中標津東小学校の教諭からは，具体的な実践例を交えてお話ししていただきました。次回（８月）の月例公開研究会を実施します。今後とも他校からのたくさんのご参加をお待ちしております。

　本日は本校研修の要でもあるＢＵ（ブラッシュアップ）研修日でした。
　今年度は、学年団での持ち回りによって研修を行っており、今回は２学年からの国語科の見方・考え方についての講座となりました。
　
　新学習指導要領より示されている「言葉による見方・考え方」についてや、「主体的・対話的で深い学び」についての発表がありました。毎日行われる国語の授業の中で、言葉とその対象や目的について意識することで、本時のねらいを達成できることを再認識しました。
　その後は、学年ごとに今後の単元についての話し合いがもたれ、日常授業の改善につなげることができました。

　また、今回は別海町の合同初任研としても行われ、４名の初任者と共に研鑽を積むことができました。今回の研修を受けて、来週からの国語科の授業改善へとつながればと思います。

今回のBU講座は，「音楽科における見方・考え方を働かせ，主体的・対話的で深い学びとは」と題して，５学年団が研修講座を担当しました。学習指導要領を読み解き，重点部分を咀嚼して，５学年団としての押さえを教科書を用いて，分かりやすく説明しました。学習指導要領実施状況調査の質問紙調査の結果から，『心が豊かになる』や『明るく楽しい』といった情意面での音楽を学ぶ意義や効果については，子どもたちは概ね感じているものの，音楽で学んだことを，どのように生活や社会の中で生かしていき，豊かな人生に繋げていくかには，課題が残されているということを，改めて全教職員で理解し，共有しました。また，それらの重点を押さえて，各学年で実際に教材分析・教材研究を行い，どのような話し合いであったかを全体で交流しました。

日常の授業を省みると，技能指導や使用する音楽的な記号等の知識注入に傾斜しがちなことも多々見られます。しかし，『どう感じたか。』，『どのように表現したいか。』，『それらに対してどのような印象をもったか。』など，音楽そのもののよさや価値に気付き，児童自身が必要感をもって，音楽を構成する要素を獲得していくことが大切であると講座を通して考えさせられました。

本校では本年度，各学年が各教科における見方・考え方や主体的・対話的で深い学び等について，講座を担当しています。次回は６月２１日（金）で，国語科について予定されています。興味のある方は，ぜひご連絡ください。（0153-75-2054研修部今井まで）