2019年06月06日(木)
【上風連小学校】すずらんのように「純粋」な心で! [[校長発]]
■今朝、全校朝会がありました。
私は子ども達が毎日お世話をしている『すずらん』を通して次のお話をしました。
▼このお花、分かりますね?
−すずらん!ー
そうです、この花は、皆さんが一生懸命に育てた「すずらん」です。
どのお花にも「花言葉」がありますが、このすずらんの「花言葉」を知っている人いますか?
−平和です!ー
それも含まれています。大体、合っています。
「すずらん」の花言葉には、2つあります。
1つは、「再び幸せが訪れる」もう1つは、「純粋」です。
「純粋」という言葉を聞いたことがある人?
−半数ほど、挙手ー
意味を言える人いますか?
ー・・・・。ー
「あの人は純粋だね」など、使いますが、「心の中に悪いものが入っていない」という意味があります。
▼この「すずらん」は、皆さんが、毎日一生懸命に水を上げてくれたお陰で、このようにきれいな花を咲かせることができました。
しかし、もし、水の中に毒が入っていたらどうなったでしょうか?
ー枯れるー
そうです。花がボロボロになったりして、このような美しい花を咲かせることはできなかったことでしょう。
よい水を与えればきれいな花を咲かせ、悪い水を与えれば、花は枯れてしまうということです。
▼さて、これは、花だけではなく、私たち人にも言えることです。
それは「息」です。私たちは常に「息」をしています。息ができなかったら窒息して生きることができません。
「息」を漢字で書くとどんな漢字になりますか?
ー「自」と「心」です。ー
そうです。「自分」の「自」と「心」です。「心」という漢字は2年生で学習しますね。
「息」は、「自分の心」を表しています。
「自分の心」を薬に譬えます。
「良い薬」は、友達を大事にしようとする心です。
児童会が行っているように「学校を明るくしよう」とか「みんなが仲良くできるにはどうしたらよいか?」と考えること、そして、皆さんが、毎朝元気にする「あいさつ」も良い心の表れです。
その心は、自分にとって最高の良い薬を飲んでいることになります。
▼ 「良い薬」を飲んだ人は、必ず良いものが自分の周りに集まってきます。そして、楽しくて歓びのある充実した環境を作り上げていきます。幸福になっていきます。幸せというのは心から歓べることです。感謝できることです。
自分が危険なところに行きそうになってもちゃんと、誰かが安全な方へ導いてくれます。
「運」は、自分が付けるものなのです。
常に皆のこと、地域のこと、社会のことを考えることのできる立派な人に成長していきます。
逆に、「あの子とは、もう口をきかない」とか、「あの子は〜だね。」と友達を仲間はずれにするような差別の心の多い人は、自分が悪い物をたくさん飲んでいるのと同じです。
悪い物を飲んでいるのだから、当然、悪いものが自分の周りに集まってきます。「運」にも見放されます。
そして、最後は自分が苦しむことになります。
当然、何かあれば、直接でもていねいに相手に話してあげればいいのです。
▼ このように自分が「何をどう思うか」で、「良い薬」を飲むことにもなれば、「悪い薬」を飲むことにもなります。
しかし、それを決めるのは自分です。
自分が今思っていることは、果たして「良い事か悪い事か」と「考えて」選択(判断)することがとても大事です。
学習もそうです。
学習は、先生の言われたことだけをしているわけではありませんね。
自分でしっかり「考えて」学習していますね。
だから、勉強することは、大事なんです。
皆さんはしっかり自分のために「良いこと」か「悪いことか」を「考える力」をつけてください。
▼今日2年生が、睦クラブに行って「すずらんの贈呈」を行ってきます。
そして、明日は全員が贈呈に行きます。
初めにもお話したように「すずらん」には、「幸福」と「純粋」という言葉が含まれています。
しかし、それ以上に、皆さんの友達を大切にする心、思いやる「純粋」な心をお届け先の相手の方にしっかり届けてほしいと思います。
そうすれば、受け取る方の心に「幸せな気持ち」を大きく拡大させることができると思います。
「すずらんの贈呈式」頑張ってくださいね!
ーはい!ー
Posted by 上風連小学校 at 09時54分
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