2019年05月31日(金)
【上風連小学校】いよいよ、令和元年度初の運動会が明日開催! [[校長発]]
■今日は運動会の前日ですが、グランドの石拾いや釧路教育大生の学校訪問、一昨日から延期になっていた運動会の総練習、運動会の準備作業、プールの清掃作業など行事がびっしりと詰まった一日でした。
また、運動会の準備作業や花壇やその回りにある雑草取り、プールの準備作業に来てくださった役員の皆様、保護者の皆様、大変に有難うございました。
お陰さまで、運動会の準備は完璧です。
後は、明日の運動会を大成功にさせるだけです。
10時53分投稿 (上風連小学校)
【上風連小学校】「目的を共有していきましょう」 [[校長発]]
■皆さん、おはようございます。
今日も新しい一日がスタートしました。
今朝の上風連は、湿っぽい空気が漂っていました。
いつもは聞かれない、たくさんの牛の鳴き声が聞こえていました。
■今日も未来で活躍する宝の子達が元気に登校してくれました。いつにも増して玄関に「おはようございます!」の元気な声が飛び交っていました。
■今朝の職員朝会でお話したことは、「目的の共有を保護者としていきましょう」ということです。要点のみお話し,後は校長通信を見てもらっています。
▼本校の共通理解項目に「目的の共有」があります。
私たちは、「子どもの人格の完成(子どもの幸福)」(教育基本法第1条)という目的を果たすために勤務しています。
この目的を共有してのみ、本務を果たすことができます。目的を忘れた協調は、形骸化します。
今年度に入って2ヶ月が経とうとしていますが、この「目的の共有」が強化されてきています。先生方、お一人お一人の真剣で誠実な連携の姿をみて感じます。頼もしくさえ思えます。
▼さて、次の段階は保護者との「目的の共有」です。
学校で起きた小さな子供同士の問題などは、「これぐらい」と思わず、すぐに伝えることが大事です。
保護者から「それぐらいのことで」と思われるのではないかと躊躇(ためら)うこともあると思いますが、その気持ちは払拭しなければなりません。
自身のなさは、保護者に「自分の育児が否定されているのではないか」「自分が疑われているのではないか」という恐怖感を与えてしまいます。
しかし、私たちに「子ども達の幸福のため」というぶれない強い信念と誠実さがあれば、必ず保護者に伝わります。
自分の子どもの幸せを考えない保護者はいないからです。
子どものことでの保護者と対話をする時、それは「保護者との目的(子どもの幸福)を共有」している時です。
目的の共有は、教師と保護者の学び合いであり、高め合いになります。
お互いに高まってこそ、子どもにとって幸福な環境ができます。
09時13分投稿 (上風連小学校)
2019年05月30日(木)
【上風連小学校】運動会の周辺は整いました! [[校長発]]
■本校の公務補さんの頑張りにより、学校周辺の雑草がきれいに刈られました。本校は、草を刈る面積が広いのですが、公務補が尽力してくれました。
6月1日の運動会に集ってくる方も地域の方々も気持ちよく応援して頂けるものと思います。
17時48分投稿 (上風連小学校)
【上風連小学校】第1回学校評議員会の内容 [[校長発]]
■みなさん、おはようございます。
今日も新しい一日がスタートしました。
上風連は、昨日からの雨も上がり、朝から爽やかな青空が広がっていました。
■今日も、未来に生きる子ども達が元気に登校してくれました。「おはようございます!」と今日も元気な挨拶をしてくれました。とても偉いこども達です。
■今朝の職員朝会でお話したことは、昨日行われた「第1回 学校評議委員会でのお話」の要点です。
詳細は、校長通信で周知しています。
▼昨日、今年度の学校評議員さんが来校し、第1回学校評議委員会が行われました。
各学級の授業を参観した感想は以下です。
1・2年生では、先生と楽しそうに学習しているのがよい。
3・4年生では、遊戯での子ども達の表情がよい。
5・6年生では、子ども達に考えさせる学習がよい。
▼経営方針説明後の話題は以下です。
上風連の子ども達が社会に出てからの『生きる力』をどのように身に付けていくか?
上風連を離れれば様々な状況が変わり、社会の荒波にもまれる。社会は、この地域の皆さんのように良い人ばかりではなく、中には心ない言動や敵意をもった人もいる。
そうした環境の中でそれらに振り回され、自分が不意に悲しむという不幸な状態に陥らないためには、小学校ではどういう力をつけていくか?
▼この問いに、以下のように回答。
自分を客観的に見ることができるようにさせることが大事。
そのために、子どもに授業をふり返らせ、「自分にとって授業は、どんな価値があったか」ということを子ども自身が判断できるようにさせる。
その価値判断ができるようになれば、悩みや悲しみが渦巻く不本意な状況に置かれたとしても、自分が思いつめることは、自分にとって果たして価値的なのかどうなのかを判断し、より良き道を自ら創造できるようになる。
よって、「授業をふり返らせる」学習活動は、子どもに『生きる力』を身に付けていく上で、重要な取組みである。
▼以上が、話題の内容です。
授業の終末での「授業のふり返り」をあらためて認識して頂ければと思う。
発達段階に応じ、言葉でも紙面でもいいから、子どもの思ったことを何らかの形で発信させることが大事です。
その結果を受けて私たちは、児童の実態をつかみ、更なる授業改善に役立てることができます。
11時00分投稿 (上風連小学校)
2019年05月29日(水)
【上風連小学校】「凄惨な事件」は、なぜ起こったのかを考える [[校長発]]
■皆さん、おはようございます。
今日も新しい一日がスタートしました。
今日は、未明から雨が降っています。
グランドがカラカラでしたので、運動会のコンディションを考えるとタイミングのよい雨かと思います。
■今日も未来で活躍する子ども達が登校してくれました。
挨拶を一生懸命しようとする姿がとても素晴らしいです。
■本日の職員朝会で、お話したことは以下の2つです。
要点のみ伝え、詳細は校長通信を見てもらっています。
■「『凄惨な事件』は、なぜ起こったのかを考える」
▼昨日の午前8時前、川崎市多摩区の路上でスクールバスを待っていた小学生と大人が包丁で刺されるなど、19人が死傷する事件がありました。
この報道を知り、多くの方々が怒りと悲しみ、やり切れない思いを抱かれたことと思います。
私たちは、教育に携わる者として、二度とこのような悲惨な事件が起きないように、この「事件の本質」についてよくよく考えていかなければならないと思います。
▼そこで思い出されるのは、何か問題などがあるごとに、先生方で話し合われた次の言葉です。
「他の子に迷惑をかけるような行為をする子は、自分の心が満たされていない。
心が満たされ豊かであれば、他の子に迷惑をかけるようなことはしない。」
人に危害を加える人の心情を洞察すると、「自尊心」「豊かな心」が強くぶれずに育成されていないと考えることができます。
▼私は、子ども達の幸福のための学校目標実現のために、4月1日の学校経営方針の説明の中に「平成31(令和元)年度の上風連小学校を「創る」共通理解項目」を周知しました。その中の8番に以下を記しました。
◆教育は「無限の可能性を信じる」ことから始まる。信じられなくなったら、教育はありません。
したがって、私たちの大切な資質は、
◇一人ひとりの子ども達の可能性を徹底して「信じぬく」慈しむ心と子どもを一人の人間として見る誠実な言動で接すること。
◇学習の優劣や家庭環境などで対応が変わるのではなく、全ての子ども達を「ありのまま受け入れる」大海のような広い心をもつこと。
◇どんなことがあったとしても笑顔で「励まし続ける」豊かな智慧とその子の成長を第一に考える温かい真心をもつこと。
◇たとえ一時は子どもに反発・反抗されたとしても切り捨てず「どこまでも子どもを支え続けようとする」確固たる信念をもち続けること。
◆これらの資質が子どもの自分らしさを発揮させ自ら学び、 そして、学ぶことの楽しさを知り更には、友達や保護者、地域の人たちとも学びを深めることの醍醐味を覚えていきます。
創造的な人間としての成長を可能にしていきます。
▼普段の教育活動が惰性に流されないように、これを私たちは常に心に留めていく必要があります。
特に私が教頭時代も含め、これまでの歴任校で教職員に忠告してきたことは、子どもに対する横柄な呼び方です。
▼職員室の中で、「あいつは」「こいつは」「あいつらは」、中には「やつらは」という蔑視する表現をする教師がいました。
私は、これを無くすために様々な会議や研修で、「子どもの人格を尊重する言動を」「言動に気をつけるように」と訴えてきました。
「あの子は」「○○くんは」と呼び方が変わたのは、1年位たったころです。
教師自身が変わるということはなかなか難しいと感じましたが、こちらがあきらめなければ、変わっていくものだと確信しました。
▼教師の子どもへの言動(見方)は、子どもの人格の伸長にとって、重大なことです。
教師が子どもを一個の人格として尊重してみれば、子ども達の心に自尊心が湧き、他に対する豊かで優しい心が芽生えます。
逆に、教師に子どもを軽視する言動があれば、子どもの自尊心は傷つけられます。
軽視された子は他に対し、暴言、暴力、差別やいじめなど攻撃的な態度をとるようになります。
▼私たちは今回の事件を受け、これらのことを再度認識し、子ども達が、自尊心を持ち、他者に対して心豊かに接することできる教育をあらためて心がけていく必要があります。
■「保護者や地域の方には丁寧な対応を」
▼これも私が、これまで歴任した学校での出来事ですが、慣れてくると保護者や地域の方と子どもに関する対応場面(電話も含め)で、「そっかー」「そうなんだー」など、横柄な言葉遣いが見られます。
これについても上記のように確認事項として記しています。
◇慣れてくると、言動が横柄になってくる人がいますが、そういう人は何かあったときに、協力してくれません。親しき中にも礼儀ありです。最後は人間性です。
その人間性が、確かな信頼を作っていきます。
▼このような横柄な言葉遣いは、人間ができている相手の方であれば、特にその場で怒ることはないでしょうが、実に後味の悪いものです。
横柄さの本質は、相手に対する軽視です。
また、人を軽視する人は、その人自身の心が乏しい証でもあります。
だから、横柄さで、自分を守ろうと繕っているのです。
このように、人の言動から、その人の人間性を読み取ることができます。
それが分かれば何も不安になる必要ありません。
大事なことは、私たちが誠実に振舞うことです。
その人には、必ず良き人が集まり、歓喜と充実への環境が構成されていきます。
09時45分投稿 (上風連小学校)
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