上風連小学校 [北海道別海町]

　校庭に降り積もった雪が、日差しを浴びて少しずつ解けてきています。
　休み時間に、生活委員会の子ども達が、全校のみんなで元気に外遊びをしようと、そり遊びを企画・実行しました。　特別なことをするわけではありません。みんなで集まって、上級生が下級生のことを気にかけ、安全に気を配って、楽しくそりで滑るだけです。シンプルな遊びですが、「いっしょに滑ろう！」「みんなで滑ると楽しいね！」などという会話や、そり滑りの爽快感からか、子ども達の笑顔がたくさん見られました。
　日ごろ、全校児童が、外に出て運動する機会というのは、ありそうでなかなかありません。一緒に遊べる友達、みんなで遊べる場所（グラウンド）、大人の目の届く環境（先生方が、自主的に子ども達の様子を見に来ていました）、そしてちょっとしたきっかけさえあれば、寒くても、こんなに元気な子ども達の姿が見られるのだということを、改めて感じることができました。

　今日は２月３日節分です。児童会（書記局）が企画した“豆まき集会”がありました。
　司会の子から「心の中の弱いところを、豆をまいて退治する日」と節分の説明がありました。今年は６年生だけではなく、上風連の青年会の方々もオニ役を引き受けてくれました。青年会の方々が「オニもマメを投げるよ！」「気が弱いから優しく投げて。」と自己紹介をした後、縦割り班に分かれて豆まきが始まりました。「オニは〜外、福は〜内！」と元気よく豆まきが行われるかと思っていたところ、いきなり無言のままマメをぶつけだしました。オニも驚き、戸惑いながら逃げていました。子ども達は、どの子も笑顔で、夢中になって豆をぶつけていました。豆まきが終わった後は、豆を拾い、後片付けをしました。最後まで自分達の手でがんばる姿に子ども達の成長を見ることができました。
　忙しい中、本校の児童のために来てくださった上風連青年会の皆様、子ども達は大変楽しいひと時を過ごすことができました。本当にありがとうございました。