2017年10月18日(水)
【中西別小学校】学習指導シリーズ〜児童の考えや気持ちの根拠を探る! [校長室から]
今日も各学年の授業参観「ぶらり訪問」を行いました。
どの学年も子ども達は、生き生きと自分の考えや気持ちを発表しています。私見ですが、「授業は教師の問題提示や発問、指示などの指導と児童の発表や記述、追究などの学習活動で成り立つもの」と考えています。
そこで、「主体的・対話的で深い学び」を目指す授業においては子どもの考えを丁寧に紐解く作業が必要です。
本日のぶらり訪問で見付けたベストシーンを紹介します。
写真はありませんが、第6学年の算数の授業です。
135kmを2時間30分で進む自動車の時速を求める問題を提示した時、ある男子児童が発言しました。
C「答えはあっていますが、やり方が違います。」
T「やり方は違うことがあります。発表してみよう。」
C「まず、始めに30分に進んだ距離を求め、その距離を2倍して、1時間あたりに進む距離を求めました。時速は、1時間に進む距離のことなので、この計算で時速が求められます。」
<児童の計算>
135÷5=27 27×2=54 答え 時速54km
T「時間を分数に直して計算する方法と違って、単位量あたりに着目した考え方ですね。おもしろい!」
次に紹介したい授業は、第2学年の算数です。
本時は、3の段の九九について計算の仕方を発表する場面でした。
子ども達は、授業者の指示で3の段の九九をたし算とおはじき(○で表記)で表現しています。
九九の指導で大切なことは、「いくつ」の「いくつ分」という考え方です。授業者は、答えの数だけ○を書いている子どもに「いくつのいくつ分かわかるように工夫できる?」とかかわると、その子は、3つの○を囲み始めました。
単位量をイメージさせる素晴らしいかかわりでした。
Posted by 中西別小学校 at 10時10分
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