2018年02月16日(金)
【中西別小学校】今年度、最後の授業研究を終える [☆教職員の資質・能力の向上を図る研修]
教員の仕事の1つは、子ども達に新たな事実や知識を教えることです。国が示す教育基本法の第9条に次のような文章があります。
「法律に定める学校の教員は,自己の崇高な使命を深く自覚し,絶えず研究と修養に励み,その職責の遂行に努めなければならない。」
つまり、教員は職責を遂行するために研修を行うのです。
昨日、今年度最後の授業研究のための公開授業が終わりました。内容は、手紙を書く国語の授業で、誰に書くかという「相手意識」をもち、相手に伝えるという「目的意識」ももって取り組んでいました。子どもの様子を見ていて、素晴らしいなと感じたことがありました。
それは、文と文がつながりやすいように言葉を変えたところです。お子さんは、はじめ「2月14日、ホールでみんなでバレンタイン集会をやりました。」と書きましたが、つながりが悪いので、「2月14日、ホールでみんなとバレンタイン集会をやりました。」と文字を直し、さらに「いっしょに」を加えて、「2月14日、ホールでみんなといっしょにバレンタイン集会をやりました。」と書き直しました。
事後研では、2つのグループに分かれて公開していただいた授業について「板書構成」「ノート指導」「個別の支援」の3つの観点で協議しました。
各グループから「板書構成とノート指導は関連が深いことから、普段から構成メモをつくりながら授業を行う。」「主体的で対話的な授業を構築するために、意図的な板書構成を工夫する。」などの意見が出されました。
このように教員は、日々の授業を通して研究と修養に励んでいます。今年度は、1回の公開授業を丁寧に分析したり、職員室の話題にしたりするため、公開授業と事後研を分けて行うスタイルで取り組んできました。研修担当の先生には負担を掛けた結果となりましたが、折角の公開授業なので多面的多角的に授業を分析したいと考えました。
新たなことに挑戦するには、大きなエネルギーが必要です。しかし、その挑戦や変化が自己の研鑽となり、子どもの学力向上につながるのであればやりがいを感じます。
今、学校教育は様々な課題や変革に直面していますが、時代の変化をぼやくのではなく、2030年の社会を見据えて、次世代で生きていく子ども達に必要な資質能力が身に付くように我々も日々切磋琢磨しながら取り組んでいきましょう。
Posted by 中西別小学校 at 16時04分
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