2018年10月26日(金)
【中西別小学校】主体的に関わり学び合う子どもの育成を目指して [校長室から]
本校では「主体的にかかわり学び合う子どもの育成」を目指し、日々の授業改善に努めています。特に、学び合うために必要な伝え合う活動の充実を図ることに重点を置いています。しかし、ただ子どもに発表させたり、交流させたりするだけでは伝え合う活動にはなりません。
伝え合うためのポイントは、「伝え合う必然性がある課題設定になっているか」です。算数の授業でよく見られる場面ですが、同じ問題を解いて、答えを導いた後、交流させるという取組があります。これは単なる答え合わせでしかありません。「考え方が違う、解き方が違う」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、結果が同じなら興味が湧かないし、答え合わせなら正誤を気にして自信を失う子も出てきます。
そこで本校では、まず、友達と違う自分だけの考えをもたせて、その考えを伝えるという展開を授業において大切にしています。自分だけの考えをもって伝えている様子を紹介します。
1年生が国語の時間に作った動物クイズを4年生に出題しています。これも伝え合う場面です。問題を出して答えるだけでなく、その会話の中に感想や経験などが入ってきて、会話が広がります。
続いて、2年生と3年生の道徳の様子を紹介します。
2年生は、役割演技法を用いて「金の斧」の一場面を先生と一緒に演技し、斧を無くした青年役を子どもに演じさせています。児童は、先生の問い掛けに斧を無くした青年になって考えを伝えます。
3年生は、教材文の中で年上の人に注意をした子どもの気持ちを考え、自分の考えを紙に書いて黒板に貼っています。自分の考えを表現し、友達の考えと比べたり、つなげたりする活動の中で共感する心が育ています。
Posted by 中西別小学校 at 08時59分
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