2016年07月08日(金)
コミュニティースクール充実のために3 [☆中西別学校区コミュニティ・スクール]
■最後に子どもの「自主性を育むために」ということで、昔私が担任をしていたときに発行した通信(H25.3.22付)に載せた文を紹介します。何かの参考にして頂けると幸いです。
【子どもの人格を尊重するということ】
子ども一人ひとりの生命は、全宇宙の中でたった1つしかない何にも代え難い大切な存在です。その大切な生命を立派な人格者として形成していこうとするのが学校と家庭が協力しておこなっている私達の教育活動です。
今、社会問題となっている教師の体罰、親の虐待、放任、過保護、また、陰湿な「いじめ」等は、教師や大人が人気や表面的な流行を意識した行為はその土壌となっていると指摘されています。それらの環境の中では、子どもたちの心を強く賢く豊かにしていくことは難しいからです。
むしろ、
「寄らば大樹の陰」のように単なる世渡り上手な深みの無い人格を形成して行くことにつながるのではないでしょうか。
ゲーテの『ヘルマンとドローテーア』の中に次のようなことがあります。
子どもは、親の所有物でも社会の所有物でもありません。
他の人と比較して遅い早いではなく、一人一人に自分らしい成長の歩みがあります。
画一化する必要はありません。
■これは、最終的には、一人ひとりの子どもが、生まれてきた自分自身の使命を発見し、
それを達成して、自分にしかできない意義ある人生を歩むことがその子にとって一番よいということです。
■以上、全体懇談の場において、コミュニティースクールを推進するにあたり、外してはならない点についてお話させて頂きました。
教育は、「共育」ですので、これからも、このような場で、保護者と教師が学べる機会をつくっていきたいと思います。
ご静聴頂き有難うございました。
Posted by 中西別小学校 at 16時00分
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