2017年07月06日(木)
【中西別小学校】小学校外国語活動巡回指導教員によるスキルアップ! [☆教職員の資質・能力の向上を図る研修]
国は、平成32年4月から小学校において実施する新学習指導要領の公示(平成29年3月)及び解説の開示(平成29年6月)に行い、国民への周知を図っています。
このような中、小学校の教育課程で注目を集めている教育活動が外国語科です。
開示のあった解説では、次のように示されています。
外国語活動の目標は、「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語による聞くこと,話すことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。」となっています。
また、外国語科の目標は、「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語による聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。」となっています。
授業で取扱う内容が同じでも、学習活動が違っています。5,6年生で学習する「外国語科」では聞くこと・話すことに加えて「読むこと」「書くこと」が入ります。そして、中学年で身に付けた素地を生かし、高学年からコミュニケーションの基礎となる資質・能力を育成します。
社会のグローバル化に向けて小学校段階から外国語(英語)に慣れ親しんでいくことは大切なことですが、困ったことが1つあります。
それは、今年度から中学年で外国語活動に取り組んでいかないと、今の3年生は平成32年度に6年生になりますが、外国語を経験しないで授業を受けることになります。
これでは、子ども達が力を発揮できないどころか、公の性質を有する学校における教育水準が確保できないという事態になりかねません。
そこで、本校では巡回指導教員である奥村教諭の力を借りて、生の授業を全教員で参観したり、中学年で授業を行ったりするなど、教員の指導スキルの向上に努めています。
3,4年生、5年生、6年生の授業の様子を紹介します。
11時14分投稿 (中西別小学校)
2017年07月03日(月)
【中西別小学校】第2回研究授業週間から研修したこと [☆教職員の資質・能力の向上を図る研修]
教師の多忙感や時間外勤務が見直され、国が本格的な調査・検討を始めました。
校務の軽減を図るシステムの構築や働き方の見直しなど、現場も国任せにしないで、働きやすい職場づくりを考えていかなければなりません。
このような中、本校では貴重な時間を費やして準備した研究授業を使って研究仮説の検証や指導方法の改善、児童への支援等について時間を掛けながら教師同士が話し合う時間を生み出すために「研究授業週間」を設け、授業と事後研をセットにしないで、研修部が時間を掛けて事後研の協議内容を検討したり、公開後の授業で授業者が反省を生かしたりするなど、事後研に向けてしっかり準備できる時間を生み出す工夫をしています。
先にも述べましたが、公開授業と事後研を違う日に行う事によって、授業者は公開授業後の授業についても事後研で話ができます。
このことによって授業は、本時だけで考えるのではなく、単元の指導計画を通して前後の授業との関連を考えながら授業することがでます。
08時49分投稿 (中西別小学校)
2017年06月29日(木)
【中西別小学校】子どもの思考は、指先に現れる! [☆教職員の資質・能力の向上を図る研修]
本日、第6学年で研究授業を行いました。内容は、算数の「円の面積」です。授業は、円を習っている図形に換えて、面積を求め、その求め方から円の公式を導いていく内容でした。
次期学習指導要領でも重視されている「数学的な見方・考え方」が本時の学習で見ることができました。
それは、円を分解して習っている図形に換える時でした。
子ども達は、どんな図形にすれば面積が求めやすいか、円との関係がわかりやすいかを真剣に考えていました。
その思考が最も現れる場面が「部品を操作する時の指先」です。
子どもの指先を見ていると、どんな道筋で考え、何にこだわり、試行錯誤しているのか伝わってきます。
数学的な考え方が表出する最高の場面です。
第6学年の授業には、必ず話合い活動が位置付けられています。昨年、学級担任が別海町生き抜く力向上策定プロジェクト事業の一環で秋田県横手市を視察した時、どの学校でも「トリオ」という3人グループで話合い活動を行っていました。トリオで話し合う児童は、自分の考えを広げ、深めていました。
本日の公開授業でも6年生児童6名は、当たり前のようにトリオで話し合い、授業者のゆさぶりに刺激を受けながら円の面積を求める道筋を確かめていました。
16時15分投稿 (中西別小学校)
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