中西別小学校 [北海道別海町]

　北海道のいじめ防止基本方針が「北海道いじめ問題審議会」における審議等を経て改定されましたので、中西別小学校におきましても、道の基本方針の改定内容を踏まえ、改定しましたのでお知らせします。
　

６年生を中心に仕事を分担する

　本校で取り組んでいる縦割り活動には、「多様な他者と協働する様々な集団活動の意義や活動を行う上で必要となることについて理解し，行動の仕方を身に付けるようにする。」（「小学校学習指導要領解説　特別活動編」より）という目標があります。
　ここでいう「多様な他者」とは、異学年の児童のことです。「協働する様々な集団活動」の１つが縦割り班活動です。
　そして、この活動を行う上で「必要となること」とは、思いやりの心だったり、譲る気持ちだったりする「折り合いを付ける」態度です。
　子ども達は、小さい学校ですが、縦割り班という異年齢集団の中で相手をいたわり、我慢する気持ちを育てています。
　今日は、その豊かな心を育てる「縦割り清掃」の１回目でした。高学年が素晴らしいリーダーシップを発揮していました。

役割を確認する

協働する姿

６年生の背中を見て学ぶ

隅々まできれいにする

みんなで汚れを落とす

丁寧に拭き上げる

辛くても最後まで拭く

角の汚れも見逃さない

授業者の話をしっかり聞いています

　平成３０年度がスタートして、２週間が過ぎようとしています。例年よりも早く本道にも桜前線が到達するだけでなく、初夏を感じさせる日が続いております。
　このような中、今年度最初の参観日を開催し、全家庭の保護者の方にご来校いただきました。お忙しい中、本当にありがとうございました。
　さて、子ども達の授業の様子はいかがだったでしょうか。４月は学級担任が代わり、児童との信頼関係を構築している最中です。少しでもお子様の生き生きとした表情や真剣に考える姿を見ていただければ幸いです。
　また、授業終了後、お時間をいただき、学校長から学校経営の方針と給食費の納入方法について説明させていただきました。
　学級担任の授業や学校長の経営方針等でご質問があれば、教頭までご連絡願います。（７５−６６２８）
　末筆になりましたが、今年度もよろしくお願いいたします。

　それでは、各学年の授業を紹介します。
　第５，６学年では、算数の授業を行いました。複式の授業ですので、授業者は「わたり」（学年集団の間を移動する）ながら授業します。ですから、一方の学年について指導している時、他方の学年は自力で問題を解いています。先生がいなくても目標をもって学習し、問題を解くことができる力を身に付けることが大切です。

授業者がいなくても自力解決

わたった授業者と学ぶ

指名された３人で考える

　続いて、第４学年の授業です。４年生も算数の授業を公開しました。子ども達は、自作した教具を使って、角度を表す算数的な活動を行いました。授業者はできる限り、自力解決や協働学習で課題を解決できるよう話合い活動を効果的に取り入れています。

２，３年生における同内容異程度による指導

　次に紹介する学年は、第２，３学年です。２，３年生は今年度から取り組み始めた「道徳科」の授業を公開しました。
今日の道徳科で扱った内容は「おそろしいゲーム依存」です。子ども達に考えさせたいことは『節度・節制』でした。２年生は規則正しい生活をするようになること、３年生は節度のある生活をするようになることがめあてです。是非、ご家庭でも声掛け願います。

自分の考えを伝える

　最後は、第１学年です。今日は、幼稚園で担任されていた先生にもご来校いただきました。ありがとうございました。
　１年生も算数の授業でした。内容は数字を書く学習です。授業者が間違った筆順で「７」を書き、その間違いを子ども達が見付ける学習でした。子ども達は、授業者の書き方を真剣に観察し、「一画目が長いです。」「一画目を下から書いてます。」と次々と間違いを見付けていました。

最初に入室した４名

　１年生の生活科という授業には、恒例の学習「みんなでみにいこう」があります。入学したばかりの１年生が先生方にインタビューする学習です。
　授業のねらいは、「学校内を探検し，校内にいる人々に出会い，出会った人に挨拶をしたり，話を聞いたりすることができるようにする。」です。
　今日は、７名の１年生が考聴室を訪ねてきました。
　

後から入室した３名

　インタビューは、次のように行われました。
○　まず、ノックをします。
○　一人一人、大きな声で「失礼します。」と言って入室します。
○　「古森校長先生ですか。」と相手を確かめる質問をしてから自己紹介が始まりました。「僕の名前は、○○です。好きな食べ物は、お寿司です。」
○　最後に「サインをしてください。」と伝えます。
　
　校長先生は、主体的に学ぶためにはんこを選ぶという自己決定の場をつくりました。子ども達は、自分の考えではんこを選びました。