中西別小学校 [北海道別海町]

気付いたことを、付箋でまとめました

　昨日、公開した授業について本日、校内で研究協議を行いました。２つの授業について、次の３つの観点で話合いました。
○　伝え合う場面が対話的であったか。
○　個別の支援は適切であったか。
○　図書資料の活用は効果的であったか。
　それぞれのグループに分かれて、話合った結果を交流し、日常の授業改善に生かしていきます。

４年生の板書について協議しています

来週から出来る実践を考えています

協議した内容を伝えます

考えをまとめて伝えます

開会の様子

　本日、全道から５５名の参観者をお迎えし、午前中の研修会場として本校の２つの授業を観ていただき、その後、研究協議を行いました。参加された皆様、ありがとうございました。

４年生の授業場面

　さて、本日、公開した授業について紹介します。まずは、４年生の理科です。４年生は、図書室で授業を行いました。子どもたちは、今までの授業で習った星や月に関する３つのきまりについて、図書資料を使って詳しく調べていました。
　「星の色や明るさが違って習ったけど、その原因は星の温度が影響してるんだって！」「星は、月や太陽と同じように動くって習ったけど、動いている軌道は違うらしいよ。」「星の並び方は変わらないって習ったけど、星座の向きは変わるんだったよね！」など、次ぎ次ぎに新しい根拠を発見していました。

図書資料で調べる

情報を集める

発見を伝え合う

発見を紹介する

気になるリード文を見付ける

　続いて、５，６年生の国語です。５年生は２つの新聞を読み比べて、工夫や共通点・相違点について発表する授業でした。記者のこだわりや読みやすさの工夫などを発見した子どもは、いきいきと発表していました。また、６年生はコラムづくりのために、複数の本から必要な情報を探し、テーマにあっているか友達と検証していました。

テーマに合った情報を探す

図書と、対話する

情報を選択する

図書資料と、向き合う時間

５年生の板書

６年生の板書

全体説明の様子

　本日、別海町図書館から２名の図書館司書を招聘して、教頭先生が講師となって、学校図書館活用促進事業指定校としての取組を研修しました。
　まず、最初は学校図書館の役割について教頭先生の説明を聞きました。
　
　

　
　図書館には、次の３つのセンター機能があります。
　１　読書活動の拠点となる読書センター
　２　授業の学習支援を行う学習センター
　３　情報活用能力を育む情報センター

課題を洗い出す様子

　続いて、本校の児童の課題について整理しました。
　課題は４つです。
　・目的に応じて必要な情報を捉えられな
　　い。
　・目的に応じて、複数の本や文章などを
　　選んで読めない。
　・メモの情報とグラフを関連付け、総数
　　や変化に着目していることを解釈し、
　　それを記述できない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・より妥当な考えをつくりだすために、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実験結果を基に分析して考察し、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その内容を記述できない。

授業改善を考える姿

　説明の後は、児童の課題を解決するためにどのような授業改善が必要か、授業者が考えた指導過程に「学校図書館を活用した授業のポイント」を書き込んでみました。すると、補完や補強は多いですが、比較や触発が少ないことに気付きました。

学校図書館のアイディア

　その気付きを生かし、授業改善を促進させる図書館環境を検討しました。「いかに図書を活用するか」「活用する場面やタイミングはいつがいいか」などなどアイディアがたくさんでました。

発想の転換

熟議する

アイディアを交流する

考えを伝える

図書館司書の方からの助言場面

　最後に、図書館司書の方々から助言をいただきました。そして、５月２９日から学校図書館のリニューアルが始まります。どんな学校図書館になるか、今から楽しみです。
　その様子は、６月２８日（木）の公開研究会で発表しますので、是非、ご来校をお待ちしております。