2012年07月06日(金)
《野付小》「みんな あんぜんで いられますように」 [◎校長室からの発信です]
家庭から日本伝統の行事・風習が消えつつある中で、学校の中で子どもたちに少しでも伝えられたらいいなと思うことがあります。
その一つに、七夕(たなばた)というのがあります。
7月7日、短冊に願い事を書き、竹につるします。
1、2年生の子どもたちが担任の先生の指導のもと、短冊に願い事を書きました。
ある子は、次のように書きました。
みんな げんきに なりますように
家族の中か、友達で元気のない子がいるのでしょうか。
その人のことを心配して願い事を書きました。
ある子は次のように書きました。
みんな あんぜんで いられますように
毎日のように、嫌なニュースが流れています。
小学生が交通事故に巻き込まれた悲しい話から、何の理由もなく人が殺される事件、そして大災害。
今の子どもたちにしたら、何と悲しい出来事ばかりがテレビから映像となって流れていることでしょうか。
そうした中で、この子は「みんな あんぜんで いられますように」という願い事を書いています。
何と健気なのでしょうか。
ある子は次のように書きました。
ずっと かぞくと いっしょに いられますように
何気ない子どもたちの願い。
しかし、よく読んで、その心を感じると、とてもせつなくなります。
平和で、幸せな世の中がずっと続いてほしいなと思います。
7月6日
校長 青坂信司
15時07分投稿 (ブログ管理者)
《野付小》七夕の学習 [◎学年の動きを紹介します]
14時56分投稿 (ブログ管理者)
2012年07月04日(水)
《野付小》学んだことが帰ってからも生きている [◎校長室からの発信です]
書く力は考える力です。
野付半島ツアーでは、沢山の方々にお世話になりました。
その方々にお礼状を書こうと全校で取り組みました。
お世話になった方々との「つながり」を大切にすることも貴重な学習です。
また、書くことを通して、今一度学習の意味を再確認することにもなります。
4年生のある女の子の礼状を紹介しましょう。
きむらさんへ
6月29日の野付半島ツアーの時には、ためになる勉強と楽しいゲームをしてくれてありがとうございました。初めて知ったことや、どこにどの生き物がいるかなど、たくさん教えてくださってありがとうございました。
家でも、私は何でしょうゲームをやってみました。すごく楽しかったです。本当にありがとうございました。
家の前にハマナスがさいていました!
家の近くでエゾセンニュウの鳴き声が聞こえました!
野付半島ネイチャーセンターの方から、学んだゲームを家でもやってみます。
それはきっと、この子の心に残るくらい楽しかったのでしょう。
この子は、学校でも教室でもとてもおとなしい子です。
「ありがとうございました」と3度も繰り返すこの文面から、この子の優しい気持ちが伝わってきます。
「家の前にハマナスがさいていました!」
野付半島ツアーで学んだ、そして発見したハマナスが家の前に咲いている。
見慣れていた植物。
いつも気にしていなかった植物。
ハマナスという名前があるなんて知らなかったかもしれません。
その驚きを「!」と表現しています。
それを見た時、きっとこの子の見える世界は違うものに見えたことでしょう。
同じく「家の近くでエゾセンニュウの鳴き声が聞こえました!」と書いています。
野付半島ツアーで学んだことが、見事に家でのことにも生きています。
一人で家にいると
ジョッピンカケタカー
という鳥の鳴き声が聞こえてきたのでしょう。
それは野付半島ツアーで学んだまさしくエゾセンニュウという鳥の鳴き声だと気づくのです。
その時の喜びはきっとこの子にとって忘れられないことになったに違いありません。
この子にとって、今回の野付半島ツアーはなんと素敵な学習になったことでしょうか。
7月4日
校長 青坂信司
11時01分投稿 (ブログ管理者)
《野付小》子どもの睡眠と生活リズム [◎日々の学校での出来事の紹介です]
09時35分投稿 (ブログ管理者)
《野付小》音楽発表会 [◎日々の学校での出来事の紹介です]
道徳の公開の後は、体育館で全校児童によるミニ音楽発表会を開催しました。
はじめは1年生から3年生までの低学年の子たちが、合唱の発表です。
次に4年生から6年生までの子たちが、鼓笛の発表をしました。
多くの保護者の皆さま方にご参観いただきました。
05時35分投稿 (ブログ管理者)
2012年07月03日(火)
《野付小》全校朝会での一こま [◆子どものいる風景]
全校朝会がありました。
その中で、委員会からの発表がありました。
ステージ上に、発表することのある委員会の子たちが上がりました。
ある委員会が、清掃活動のことで表彰するときのことです。
ステージ上には、子ども達しかいません。
その子ども達の立ち姿が大変立派でした。
教師から指導されたわけではないのです。
あまりに立派だったので思わずパチリと写真を撮りました。
20時25分投稿 (ブログ管理者)
《野付小》豊かな学びは子どもの意欲を引き出す [◎日々の学校での出来事の紹介です]
今日の全校朝会では、先日実施された野付半島ツアーで発見した植物や鳥の名前について聞いてみました。
電子黒板に、鳥や植物の画像を映し出して「これは何か分かる人?」と聞くと、子ども達の手はまっすぐに挙がります。
これほどの「手の挙げ方」を見たことがないくらい、ピシッと天を突き刺すように挙がります。
体験に基づいた豊かな学びだったのだと感じます。
20時16分投稿 (ブログ管理者)
《野付小》野付半島ツアーの様子 [◎地域を愛する子を育てる取組「野付学」の様子です]
08時48分投稿 (ブログ管理者)
2012年07月01日(日)
《野付小》えびまつり2日目 鼓笛パレード [◆地域のニュース]
えび祭り2日目。
2日目のオープニングに先立ち、野付小高学年の子ども達による鼓笛のパレードが行われました。
パレードが始まる前、大勢のお客様を前にして「緊張する」と言っていた子たちも、始まると立派にできました。
15時56分投稿 (ブログ管理者)
《野付小》えびまつり1日目 [◆地域のニュース]
6月30日、地域の一大イベントである「第52回えびまつり」が開催されました。
この日は、1日目。
晴天で暑い中、大勢の人たちが訪れていました。
オープニングは、野付竜神太鼓の子ども達。
ほぼ毎日練習してきた成果を披露していました。
とてもかっこよく演奏できました。
その後、野付小の子ども達を対象にしたビンゴゲーム大会も行いました。
06時31分投稿 (ブログ管理者)
2012年06月29日(金)
《野付小》野付半島の自然を満喫しました [◎地域を愛する子を育てる取組「野付学」の様子です]
6月29日、野付半島の自然を体感するツアーがありました。
晴天に恵まれ、各地では30度を超えるような暑い日でしたが、野付半島は暑すぎずとても気持ち良い風が吹き抜けるような天候でした。
昨年度に引き続き2回目となるツアーが無事に行われました。
昨年にはなかった取り組みとして、子どもたち一人一人が鳥や植物のしおりを持って歩きました。
しおりにある鳥や植物を発見するたび、子ども達から歓声が上がっていました。
「見つけるのは、とても楽しい!」
という子もいて、大成功に終わりました。
※後日、歩いている途中の写真を紹介していきます。
14時37分投稿 (ブログ管理者)
2012年06月28日(木)
《野付小》ホッカイシマエビの授業 [◎地域を愛する子を育てる取組「野付学」の様子です]
今日の四年生は、「ホッカイシマエビ」の学習をしています。
ホッカイシマエビ漁が解禁になり、打た瀬舟が野付湾に浮かんでいます。
獲れたてのホッカイシマエビを観察し、記録し、塩茹でし、食してみます。
4年生の子どもたちが、生き生きと学習しています。
09時03分投稿 (ブログ管理者)
2012年06月27日(水)
《野付小》「道徳」の研修 [◎教師力向上への取組の様子です]
7月3日の参観日で、全学級「道徳の授業」を公開するのですが、その授業検討も兼ねて道徳の研修を行いました。
7名の先生方が、模擬授業を交えたり、プリントでの発表をしたりしながら、各々の授業構想を発表しました。
今年度初めての道徳の実践的な研修でしたので、とても新鮮で刺激のあるものとなりました。
15時43分投稿 (ブログ管理者)
《野付小》「ふつうのきゅうりのかおり」 [◎校長室からの発信です]
今年度は、書く活動にも力を入れています。
2年生教室の廊下には、観察日記が掲示されています。
育てている植物の成長の様子を定期的に作文にしています。
次に紹介するのは、2年生のある子の観察日記です。
6月25日(月)晴れ
きゅうり
きゅうりは、すごく大きくなっていました。びっくりしました。
きゅうりのはは、9?ありました。
きゅうりは、しゃりしゃりしていました。
きゅうりは、ふつうのきゅうりのかおりがしました。
(87字)
まずこの子がきゅうりの観察をするのは、しばらくぶりだったのでしょう。運動会があって、なかなか観察できなかったのでしょう。以前、観察した時には小さかったのが、しばらくぶりで見ると、とても大きくなっていました。前のことを覚えていて、頭の中で比較してみたわけです。そして、その大きさにびっくりします。自分の気持ちを素直に表しています。
そして、その大きくなったきゅうりの葉は一体どれくらいになったのかを定規で測っています。大きさは9?。その9?という大きさを実感として学んでいます。
次に、その子は、葉を触ってみます。その感触を「しゃりしゃり」という音で表現しています。手の感触を「音」という表現方法を使って文字化したわけです。
最後に、きゅうりの葉に鼻を近づけています。葉をむしり取って自分の鼻の方に持っていくわけにはいきませんから、自ら顔を近づけ、匂いを嗅いだのです。するとその匂いは、いつも感じているきゅうりの匂いがします。それを「ふつうのきゅうり」という言葉で表現しました。しかもその「匂い」を「かおり」という言葉で表現しました。きっとその子にとって、とてもいい香りがしたのでしょう。
大人からすると、わずか87字の観察日記ですが、そこには間違いなく子どもの世界があり、感性が脈々と生きていることを感じるのです。
6月27日
校長 青坂信司
05時00分投稿 (ブログ管理者)
【 過去の記事へ 】