2014年12月17日(水)
【上西中】優しさを育む [・校長発]
先日、3年生が幼稚園交流をしました。
家庭科の授業の一つです。
生徒が次のような感想を書いています。
一番すごいなあと思ったことは、先生方の接し方です。幼稚園交流に行く前は、元気よく接しているのかなと思っていたけど、実際に見学してみると、落ち着いた優しい口調で話しかけていて、私が幼稚園児の気持ちになって考えてみたら、そういう風に接してくれたほうがいいなあと思いました。
(後略)
幼稚園の先生方の接し方について、このような感想を持った生徒たちがたくさんいました。
園児側の視点だけではなく、教師側の視点に立って感想を書く生徒が増えてきます。
見方も鋭いものがあります。
中学校3年生というのは、やはり一歩一歩社会人に近づいているのだなと痛感させられます。
幼児は、どんなときでも大体全力で行動している。無知で言われた事を素直にきく。先生方の接し方は、幼児に話をするとき、大きい声ではっきりと聞こえやすいように話していた。自分は、幼児と接することはあまり出来なかったけど、最後に手を振ったときに、ちゃんと反応してくれて「このくらいの年の子って、本当に純粋なのだな」と思った。
幼児が無知であるかどうかは別にしても、このような感想を書く生徒の純粋さも伝わってきます。
中学生にとって、幼児と交流するということは、とてもよい体験となりました。
思春期前半を送っている中学生にとって、幼児との交流は優しさや思いやりを育んでくれる貴重なものです。
脳の発達にとっても極めて価値のあるものです。
今後とも大切にしていきたい交流の一つです。
平成26年12月17日
校長 青坂信司
Posted by ブログ管理者 at 15時12分