2021年07月15日(木)
【上西春中】野付中学校の先生が「技術」と「家庭科」の授業を見にいらっしゃいました。
こんにちは、上西春別中学校です。昨日の話題になりますが、野付中学校の先生が「技術」と「家庭科」の授業を参観するために来校されました。
いらしたのは「新採用教諭」…すなわち令和3年度に晴れて「教師」になられた先生です。一般企業に「新入社員研修」があるのと同じく、私たち教師の世界にも「初任段階研修」という制度があります。現在は初任段階という言葉からもわかるように、新採用者だけではなく「初任段階2年目」「3年目」「4年目」「5年目」と、経験年数に合わせて五段階の研修が行われるようになっていて、採用されたらもれなく全員が受けなければなりません。一方これとは別に、任意研修と呼ばれる研修もあります。これは文字通り「任意参加」の研修で、学校に送られてくる「研修会の案内」等を見て、自ら希望して参加するというものです。では、今回の視察研修はどちらなのかと言いますと…実はそのどちらでもないのです。視察にいらした先生が自ら「技術と家庭科の授業を実際に参観して、先輩教師に色々なことを直接訊いてみたい!」と希望し、実現に至った研修なのです。言うなれば「希望研修」ですね。
授業を公開してくれた本校教諭は2人です。1人目の技術科担当は、4校を兼務して技術の授業を行う「技術のスペシャリスト」です。今日の授業は2年生でした。プログラミングをして、命令通りに車を動かすという授業をやっていました。自分自身の中学生時代と比較すると、同じ技術の授業でもここまで違うのかと驚きました。
2人目の家庭科担当は本校の研修部長です。学年は1年生で、今日は「エコバック作り」に至る前段階として、「ミシンを使って、真っ直ぐ縫えるようになる」ための授業をしていました。彼女はあらゆることに「明確な意図を持って」授業をやる人で、以前も同じ題材を扱った授業を見ましたが、また進歩していて流石だなと感心しました。
研修日程を全て終えた後、この先生に「今日はどうでしたか?」と訊いてみました。返ってきた答えは「凄く勉強になりました!ありがとうございました!!」でした。筆者の主観になってしまいますが、嘘偽りなく本当にそう感じてくれたのだろうなと思える清々しい答えでした。
今回のは「希望研修である」と先程書きましたが、それが大人であろうと子どもであろうと、何事も「やらされる」よりは自ら進んで「やる」方が身に付くものですよね。片道1時間近くかかる野付中学校から、自分の意思で研修をしにきたS先生の姿からは、「主体的に学ぼうとする意欲」が満ち溢れているように見えました。こういう姿勢で自己研鑽を積んでいけば、間違いなく素晴らしい教師になると思います。S先生、今後も頑張ってくださいね!ご来校ありがとうございました。
そして、授業を公開してくれたN先生、H先生、お忙しい中快く講師を引き受けてくださりありがとうございました。
Posted by ブログ管理者 at 07時30分