2021年12月07日(火)
【上西春中】先生方が「学びを深める」1週間でした。〜その2『校内授業研究』〜 [◆学力向上]
こんにちは、上西春別中学校です。前回に続き、「先生方が学びを深める1週間」となった先週の話題です。前回は「授業交流週間」でしたが、今回は12月2日木曜日に行われた「校内授業研究」(以下、校内研)について紹介いたします。
今年の校内研は、1年生の「音楽」と3年生の「国語」の2本の授業が特設授業として公開されました。後期中間テスト直前の11月16日に事前研(授業の指導案について、皆で検討しました)が設定されていたこともあり、指導案の初稿を仕上げるのはかなり大変だったと思います。事前研を経て、他の先生方から助言や指摘をいただいた点について修正を加えていったわけですが、これがまた大変そうでした。授業や学年・分掌業務、部活指導の合間をぬっての指導案作り(授業作り)です。きつくない筈がありません。それでも2人の授業者は本当に良く頑張っていました。
迎えた校内研本番は、まず4校時目に「1年生音楽」が、そして昼食を挟んだ5校時目に「3年生国語」がそれぞれ行われました。授業後には他校からの参加者も交えての研究協議を実施し、授業者・参観者の双方が「授業作りに関する学び」を深めました。
2つの研究授業の様子については次の通りです。
【4校時目 1年生「音楽」/『創作;My Melody』】
単元(題材)を貫く課題(問題)は、『自分が表したい旋律をつくるには、音のつながり方をどのように工夫したらよいだろう』というものでした。内容は創作活動に取り組む授業で、タブレットPCを使用(音の高さと長さを決めて、音符を配置すれば曲が完成するというアプリケーションで作業をしました)して「自分のイメージに合わせて、4小節分の旋律を作る」というものでした。この日の授業では、前時までに作り終えていた「旋律」をグループ交流で聴き合い、その中でもらった意見を参考に「より良い旋律に仕上げる」ということに取り組んでいました。
【5校時目 3年生「国語」/『詩;初恋』】
単元(題材)の目標は、『詩「初恋」の表現の効果について考え、文語定型詩の特徴を理解する』というものでした。この日の内容は、「文語で書かれている」、「五音と七音で構成されている」という文語定型詩の特徴を踏まえた上で、「詩の表現と内容」についてグループで考えるという活動でした。口語とは違い、慣れ親しんだ表現ではない「文語」で書かれた詩ということで、話し合いを通してグループ毎に解釈(説明も含めて)をまとめていきました。ちなみに音楽同様国語の授業でも、タブレットPCが活躍(写真参照/挿絵的に「詩の情景」を表現するために使用)していました。
研究協議では他校からの参加者や本校職員から、様々な意見が出されました。指導主事の先生が、ご助言の中でおっしゃっていた通り、所有免許や校種が違っても「授業には必ず共通項がある」ものです。この日の参加者全員が、そういった視点から2本の研究授業を見てくれたおかげで、今回の校内研は「明日からの授業改善に繋がる」実り多き時間となりました。
ご助言いただいた北海道教育庁根室教育局義務教育指導班主事様、ご多忙中にも関わらず授業を参観してくださった参加者の皆様、誠にありがとうございました。
そして何より、授業を公開してくれた2人の先生方お疲れ様でした。真摯に授業作りに取り組むお2人の姿勢は、本当に素晴らしかったです。
Posted by ブログ管理者 at 07時30分