2021年05月24日(月)
【上西春中】メンター研修続報〜メンティーたちの授業〜 [◆学力向上]
こんにちは、上西春別中学校です。前回のブログでお伝えした「メンター研修」…今回はその続報です。
4人の若手教員たちは、研修の中でそれぞれ「翌21日の授業を想定した“授業プランシート”」を作成しました。短い時間での作業だったことから、『視点1/課題設定や動機付けの工夫と学習の見通し』と『視点2/目的を明確にした交流(対話)や発表の工夫』の2点についてのみの記述でしたが、4人とも一生懸命考えてくれていたので、どんな授業になるのか興味津々で参観させてもらいました。
1校時目は「2年生英語」(初任段階5年目)でした。ペアによるロールプレイ(役割演技)で「電話応対」をやっていました。電話応対のパターンは全部で3つ示され、それぞれのやり取りの中に「自分達で考えた応答の表現」が盛り込まれるようになっていました。
2校時目は「2年生社会」(初任段階4年目)でした。分野は地理で、「日本の気候の特色」について勉強していました。雨温図や教科書の地図をもとに、「日本海側の地域はどうして雪が多いのか?」を自力解決からのペア交流で確かめていました。
3校時目は「2年生国語」(初任段階2年目)でした。「新聞に投書をしよう」という授業で、この日は「投書原稿を推敲する」活動をしていました。ちなみにGIGAスクールの「タブレット型PC」を使った交流(会話ではなく、サイレント交流とでも言うべきスタイル)が試みられていました。
お昼を挟んで5校時目には、「1年生体育」(初任段階3年目)を参観してきました。マット運動の授業で、この日は「倒立のポイントを考える」というのがねらいだったようです。先生のお手本をベースに、ペア若しくはトリオで「アドバイスをし合う」という活動が盛り込まれていました。
結論から申しますと、どの授業も面白かったです。「ところで、あそこに書いてあったことはどうなったの?」なんてことはなく、ちゃんと事前の授業プランが生きていました。見に行って良かったです。若手も着実に力を付けていることが実感できました。
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2021年05月21日(金)
【上西春中】メンター研修〜先輩教員の持ち回り講座パート1〜 [◆学力向上]
こんにちは、上西春別中学校です。昨日は日中の最高気温が20℃を超える「温かい」(暑い?)日でした。本来なら昨日のような日は絶好の部活日和なのですが、皆さんご存じの通り、目下のところ部活動が停止中なので、16時には全ての生徒が下校してしまいます。ただし、部活が休みだからといって先生方も同じように退勤できるわけではなく、授業の準備や分掌業務等、放課後も色々な仕事に勤しんでいるのです。
このように忙しい日々の中にあっても、自己研鑽を怠らないのが本校の先生方の素敵なところです。実は昨日も、研修部長を講師に「メンター研修」(メンターを日本語に直訳すると、“助言者”あるいは“相談者”となるのだそうです。学校現場では、先輩教員が若手教員の“助言者”として色々なことを教える研修をメンター研修と呼んでいます。)が放課後行われました。昨日の研修内容は「指導計画の立案」で、本校の授業研究で実際に使っている「授業プランシート」の作成を通して、『授業を作る視点』と『授業を見る視点』を同時に培いました。長くなりそうなので細かい説明は省きますが、4人のメンティー(助言を受ける側の若手教員のことです。)は真剣な表情で、この日のメンターである研修部長の言葉に耳を傾け、「授業プランシート」の作成とメンティー同士の交流に取り組んでいました。
完成版ではありませんが、昨日立てた「授業プラン」は今日の授業を想定して考えられたものです。筆者は「出来上がっているところまででいいから」と無理を言って、全員から「授業プランシート」をもらいました。せっかく作ってくれたものなので、4人分4つの授業をしっかり参観してきたいと思います。昨日の研修の成果が見られると嬉しいですね。
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2021年05月20日(木)
【上西春中】「心」も「体」も健康第一です! [・1年生]
こんにちは、上西春別中学校です。今日ご紹介しますのは、昨日の6校時目に行われた「1年生学活」の様子です。通常「学活」(注※学級活動の略のこと)の指導をするのはそれぞれの学級の担任なのですが、この日は定期的に本校に来てくださる「スクールカウンセラー」(以下、SC)の先生に「特別授業」をしていただきました。
気になる授業の中身は、「感じる力を高めよう」と題して講話を聞いたり、SCの先生おススメの呼吸法を皆で試したりするというものでした。SCの先生曰く、「私の知る限り、心と体の両方を安定させるのに最も効果があるのは“呼吸”」なのだそうです。今年の3月から、ご自身でも実践検証に取り組んでおられるそうで、最もおススメの呼吸法を私たちにも教えてくださいました。その呼吸法というのが「4・4・8呼吸」です。わかりやすく説明しますと、まず数字の単位は「秒」です。最初の4秒でやることは「息を吸う」こと、次の4秒でやることは「息を止める」こと、そして最後の8秒で「息を吐き出す」わけです。SCの先生がおっしゃるには、「不安を感じる活動が始まる5分前ぐらいから、4・4・8呼吸を始めると気持ちが落ち着いて効果的」とのことでした。とっても簡単な呼吸法ですので、皆さんも試してみてはいかがでしょう。ちなみに「吸う」・「吐く」は全て「鼻」で行わなくてはならないので、誤って「口」でやってしまわぬようご注意ください。
SCの先生、今年も大変楽しくためになる授業をありがとうございました。
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2021年05月19日(水)
【上西春中】授業風景〜その2〜 [◆学力向上]
こんにちは、上西春別中学校です。新型コロナウィルス感染症の拡大傾向を受けて、北海道も緊急事態宣言の対象地域となりました。それに伴い、部活動の停止や各種行事の延期や中止が相次いでいます。先行きが不透明だと不安感も募りそうですが、生徒たちが元気に活動している姿を見ていると、そんな気持ちも薄れてくるから不思議です。
そういうわけで、今日も「ある日の授業風景」を紹介いたします。皆さんにも「元気のおすそわけ」です。
1年生の国語の授業を覗きに行って「オッ!」と思ったのは、2人の女子生徒の「ノート作りの工夫」です。小学校の頃からやっていたのか、それとも中学校に入学してから始めたのかは定かではありません(今度訊いてみます)が、机上に黄色の付箋紙を置いて、先生の説明の中で重要だと判断したことをメモしていたのです。見たところ、付箋紙を使っていたのはこの2人だけでしたが、何枚もメモが書かれた付箋紙があって感心させられました。こういう工夫が「自立した学び」への第一歩となるのでしょうね。
同じ時間、2年生は「社会科」の授業の真っ最中でした。どうやら社会は、前時にまとめまでたどり着けなかったらしく、授業の冒頭でグループ毎に「ホワイトボードを使ったまとめ」を行ったようです。果たしてこの日の内容は無事終えることができたのでしょうか?
最後は3年生の授業です。この日の3年生の1校時目は「体育」でした。地元の角川建設さんによるグランド転圧作業が前日に終わったばかりなので、3年生の体育が“転圧が済んで最初のグランド使用”だったわけです。種目は「陸上」でした。養護教諭の先生の話によると、翌日の保健室では筋肉痛を訴える生徒が続出したそうです。3年生の皆さん、お疲れ様でした。
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2021年05月18日(火)
【上西春中】リモートで「評価・評定」の研修をしました。 [◆学力向上]
こんにちは、上西春別中学校です。若干古い話題になってしまい恐縮ですが、今日は先週木曜日に行われた職員研修のことを紹介させてください。
この日は14日のブログに掲載した通り、午前中に「メンター研修/国語の研究授業」が行われたのですが、実は午後にも研修が組まれていたのです。午後の研修は午後2時40分スタートで、全教員を対象とする「評価・評定」の研修でした。講師として、北海道教育庁根室教育局義務教育指導班から指導主事の先生がZOOMで参加してくださいました。今回の研修は、道内の新型コロナウィルス感染症の拡大傾向を受けて初のリモート研修となりましたが、講義だけではなく演習も2本含まれていました。1本目は「評価規準の作成」で、各先生方が自分の専門教科についてそれぞれ「評価規準」の作成に取り組みました。2本目は「テスト作成について」で、(1)令和2年度各都道府県教育委員会の高校入試における思考力等を問う問題を実際に解いてみる→(2)出題の意図や工夫点について考える→(3)全体でペーパーテスト作成の参考となる点について交流する…という流れで実施しました。筆者も2本目の「テスト作成について」の演習に参加し、「理科の問題」に挑戦したのですが、なるほどよく考えられて作られているなぁと感心させられました。
ご多忙中にもかかわらず、沢山の資料と2本もの演習を用意してくださった「北海道教育庁根室教育局義務教育指導班 指導主事様」誠にありがとうございました。
さて来月10日(木)と11日(金)には、令和3年度初の定期テストとなる『前期中間テスト』が予定されています。「評価」が変わるということは、必然的に「評価方法」(含む定期テスト)も変わらなければならないということです。先生方がこの日の研修を元に、「どんな意図を持った作問」をするのか楽しみです。
Posted by ブログ管理者 at 10時00分
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