上春別中学校 [北海道別海町]

アイヌの文化、歴史について講義を受ける生徒達

　７月２３日（水）に、２年生の総合的な学習で、アイヌ文化の体験学習を、４時間（２〜５校時目）に渡って行いました。

　今回の学習は、阿寒在住の郷右近富貴子氏を講師にお招きして、２，３校時目はアイヌの伝統的な学期であるムックリについて説明を受けた後、実際にムックリづくりを体験し、４校時目には、出来上がったムックリ使っての発表会を行いました。

　初めて作るムックリでしたが、生徒全員が夢中になって作成し、全員が立派なムックリを完成することができました。また、音を鳴らすにのにコツをつかむのも上手で、先生方がなかなか鳴らすことができない中、逆にアドバイスしてくれる面も見られました。

　ムックリは作る板の素材（昔は北海道に自生しているサビタの木を使用、今は竹が支流）や、大きさ、形、削る厚さ、弾き手の体格、口の形、呼吸法によって個々に音が異なり、音階のない楽器でもそれぞれの音が楽しめる楽器になると紹介され、オリジナルの作品の完成を、目指して作品づくりは進められました。

　更に、学習のまとめとなる５校時目は、アイヌの歴史や文化について講義に加え、ムックリ以外の伝統的な楽器であるトンホリの演奏や歌、踊りを教えていただく等、今まで近くて、遠い存在であったアイヌについての知識を深めることができました。

講師の先生によるムックリの演奏

時間を忘れ、夢中になって作りました

ムックリの制作に挑戦

伝統的な楽器「トンポリ」の演奏

鯨の踊りを一緒に踊りました

授業の最後にみんなでお礼

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　７月１８日（金）に、食育通信第４号が、配布されました。

　今回の特集は、暑くなるこの時期に気をつけていかなければならない食中毒の予防についての特集です。手洗いを中心とする予防に加え、飲みかけのペットボトルの扱いについても記載されています。口移しで飲むのではなく、できるだけコップを使って飲むことや、いったん封を切ったものは、長期保存しないことなど、まとめられていますので、是非参考にして欲しいと思います。

３年生の上級学校訪問報告会

　７月１８日（金）に、今学期のまとめとなる参観授業を行いました。

　今回の参観授業は、午後からの５校時目に１年生が数学、２年生が英語を実施し、３年生は、修学旅行で行った上級学校訪問の報告会を、５・６校時続けて実施し、途中から１・２年生も見学する形で行いました。

　３年生の上級学校訪問の報告では、上級学校で説明を受けてきた専門的な知識や施設設備などについて詳しく説明がされ、真剣に学んできた様子が伝わる発表になっていました。また、発表後には、参観にきていただいた保護者や他のグループからの質問に対しても、学んできた知識を生かしてテキパキと応答する姿が見られ、上級学校に対する意識の高さが感じられる発表になりました。


　

２年生英語の授業の様子

　授業参観後は、全体懇談会、学級懇談会が引き続き行われ、学校運営に関する今学期を振り返っての成果や課題点が伝えられたり、生徒の生活の様子や学習に関する状況についても係より説明が行われました。

　また、次年度の方向性について説明される面もあり、小中合同運動会の運営のあり方や、バス料金の大幅な値上げによる修学旅行のあり方の大幅な見直し、フッ化洗口の取組についても説明がもたれました。

　お忙しい中、多数の保護者の方（２４／２５家庭）に、参加いただき、誠にありがとうございました。　参加者の多さに改めて、学校に対する地域の期待感を感じ取ることができました。今後も期待に応えられるように、頑張って参りますので、よろしくお願いします。

１年生数学の授業の様子