上春別中学校 [北海道別海町]

　限られた授業時間の中で、生徒の皆さんに効果的に学習内容を理解してもらえるよう、アイディアを出し合いました。来年４月から、本校においても、教育の内容が少しずつ変わるため、その準備を進めています。

　終業式から３連休をはさんで、すっかり冬休み気分に浸っていたところですが、今日と明日は登校日。「リズムが狂った！」という人もいると思いますが、お休みモードから通常モードにリズムを変えるのも登校日の役目です。長期休業中も、リズムが崩れすぎないように、時々リセットすることが大切ですね。
　さて、登校日の期間中、大学生が学習サポートとして中学生の授業に参加してくれます。勉強のことはもちろんですが、「大学」というところの様子を聞くのにもよい機会です。積極的に交流して、自分の将来を考えるきっかけにして欲しいと願っています。

　根室管内総合選手権バドミントン大会が根室市で開催され、本校から２名の選手が参加しました。部活動や少年団活動ではなく個人で競技に取り組んでいるため、練習時間の確保なども難しく大変な中ではありますが、大会ではバドミントンを存分に楽しみ、力いっぱい競技する姿がありました。

　１月５日から苫小牧で開催される全道中体連スケート大会に、本校から７名の選手が出場します。壮行式では、「自分の力を出し切ります」「全国大会を目指します」と力強い決意が発表されました。選手のみなさん、持てる力を最大限に発揮してのびのびとリンクを滑走してください。活躍を楽しみにしています！

　その後行われた２学期の終業式では、各学年の代表から２学期の振り返りが発表されました。１年生は「自分たちで決めたり協力することで成長できた」、２年生からは「時間を意識して行動することができた」、３年生からは「たくさんの行事を通して協力することの大切さを学んだ」などといった成果が報告されました。また、生徒会を代表して副会長から「冬休み中も生活習慣を崩さないで計画的に学習しましょう」という呼びかけがありました。副会長は、ノー原稿で前をしっかりと見て堂々と発表していました。

　明日から冬休みです。カゼをひかないように防寒に努めることも大切ですが、一日に一回は寒さに体をさらして、外の空気に触れることも必要です。スケートリンクも冬休み中にはオープンすると思いますので、地域の施設を活用して運動不足にならないように気をつけましょう。
　３学期、みんなが元気な顔で登校することを楽しみにしています。

全道大会出場選手の決意表明

選手たちへ生徒会執行部代表よりエール

終業式。各学年代表の振り返り

生徒会執行部代表の挨拶

　本校では３つのＮＯの取組を実践しています。チャイム・制服・校則がありません。もちろん、これは個人の気分で好きに生活して良いということではありません。ふさわしい服装や振る舞いについて、生徒一人一人が自主的に考え実行することを目的とした取組です。

　ただ、一人一人の自主性に任されているといっても、何を基準にしたらよいのか、時々みんなで交流してみる必要があります。今年度は、ＮＯの取組について考える機会を何回か設定していますが、今日は全校生徒で「上春スタンダード」について意見を交流しました。

　「きちんとした服装をするべき基準とは？」「ノーチャイムを活用して学校をもっと良くしていくためには？」「学校に持ってきて良いもの、いけないものを分ける基準とは？」などについてグループで話し合い、出てきた意見を全体に発表しました。今日は、先生たちも班を作って話し合いをしました。改めて考えてみるとなかなか難しく深いテーマだということに気づかされます。生徒たちも真剣に考えて、よりよい学校生活につながりそうなアイディアをたくさん出していました。生徒たちにとっても先生たちにとっても、大変有意義な話し合いとなりました。

　今日話し合った内容は、今後生徒会を中心にまとめて、私たちが大切にしていきたい「判断の際のひとつの基準〜上春スタンダード」としてみんなで共有していく予定です。