北海道野付郡別海町 上風連中学校のブログサイト

上風連中学校 [北海道別海町]

2021年02月18日(木)

【上風連中】経験することによってわかること [学校活動]

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 2年生では、別海町の社会福祉協議会の方を講師としてお招きして、福祉の出前講座を行っていただきました。 

 はじめに別海町における障がいをもつ方々への支援について、白杖などの役割、点字のこと、年を取るにつれて体に起こる変調などについてお話いただいたあと、それぞれについて実際に体験させていただました。
 経験したものを上げると、
 アイマスクで視界を防ぎ、白杖と誘導してくれる人が差し伸べる腕や掛け声を頼りに体育館から2階までのコースを行き来する体験
 車いすに乗った人を押しながら、段差に見立てたマットなどを通る体験
 体中におもりや動きを不自由にする道具をつけ、さらに遮光ゴーグルと遮音ヘッドフォンを装着した状態で歩行したり、用意された紙に住所や名前を書き込む体験

 活字でみると、ピンとこないところもありますが、実際にやってみるといつもとは違う感覚や恐怖感などが感じられます。生徒達からも「すごい怖かった」とか「全然見えない」などの声が聞かれました。

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誘導役の生徒の手と掛け声と白杖を頼りに体育館から校舎内へ。

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階段では見えない怖さもひとしお・・・

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「もうすぐ上の段です。」

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階段終了まで「3・2・1」

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「あと少しで終わりです。」

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階段を降り切ると一安心。場所によっても歩行のしづらさはまるで違います。

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続いて車椅子体験です。

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体育館マットでつくる段差は7cm程度。けれども、車いすを押して通るには意外に力が必要です。

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4人いれば、人を乗せたまま車いすを持ちあげられます。知っていれば、もしものときに役だちます。

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車輪の大きさにより、後ろ向きの方が楽に移動することができることも知りました。

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高齢者の疑似体験装具を付けています。

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遮光ゴーグルをつけて、文字を書くことはとても難しいです。紙に顔を近付けなければマスの位置がわからないほどです。

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遮音ヘッドフォンをかけているときは近くで大きな声で話さないと伝わりにくいとのこと。

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手足の重りに加え、左右重さの違う履物。油断すると、つっかかってしまいます。

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講座の終わりには、学級代表が教えて下さった事に対し御礼を伝えます。

 講座の最後に協議会の方から「不自由さを経験したことを活かし、ふだんの生活で困っている人を見かけたら手を差し伸べてほしい」とのお話がありました。
 
 経験することにより、相手の立場になって考えることができるのだと思います。今回の疑似体験はとてもよい経験になった事と思います。
 福祉協議会の方には、たくさんの道具の準備や丁寧でわかりやすい講義を頂きありがとうございました。

 
 追伸
 講座の途中には、体幹年齢チェックする場面も。
 目を閉じて、片足立ちの姿勢を何秒間維持できるかにチャレンジします。
 ご家庭でもぜひ試してみられてください。

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目標70秒 69〜55秒(30代) 40〜54秒(40代) 20〜39秒(50代)   とのことです。

Posted by 上風連中学校 at 15時50分

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