2014年09月06日(土)
【中春別中学校】国後島13 カラフトマス [北方領土関係]
カラフトマスの大群
国後島の観光名所の1つである「材木岩」に向かっていると、岩が崩れ途中の道路が通行止め?となりました。近くの海岸まで行き景色を眺めていました。すると、一人の運転手さんが釣り竿を持ち、200mほど先の海辺へ走っていきました。海に向かって竿を投げると1投目で魚にヒットしました。みんなが駆け寄ると「カラフトマス」がかかりました。
海を見ると波の中が黒くなりカラフトマスが沢山泳いでいました。近くには水量の少ない川がありました。生徒たち、先生方、関係者の人たちも大喜びで釣るのを見ていました。10分間程のルアー釣りで2匹釣りました。運転手さんは、リリースしようとしましたが、みんなが「もったいない、友好の家に持ち帰ろう」と言いい、袋に入れ持ち帰りました。
多くの人が、魚釣りを見たことが無く、大きなカラフトマスを釣り上げるのを見て興奮していました。違った意味での良い記念になりました。日本では、遡上する川から○○m離れないと釣ってはダメという規則がありますが、クナシリでは決まりがあるのかは聞きませんでした。
国後島の人たちは、魚は昔から良く食べています。肉類が貴重なためタンパク源として食べていました。ホタテやホッキ貝は最近になり食べるようになったそうです。
08時27分投稿 (中春別中学校)
2014年09月05日(金)
【中春別中学校】国後島12日本人墓地の墓参 [北方領土関係]
古釜布日本人墓地墓参
友好の家から5〜6キロ離れた場所に古釜布日本人墓地がありあます。舗装道路のすぐ近くにあり、道路からも見ることができます。「地元の方が管理をしてくれています」と聞いていました。その通りに、草も綺麗に刈られ墓石も汚れていませんでした。おそらくこれらの墓石は、日本から持ち込まれた物と思われます。
この日本人墓地は、高台にあるわけではありませんが、海岸線を見ることができます。そのオホーツク海の先には根室半島があります。この地に眠る多くの日本人の方のご冥福を参加者全員で祈りました。
蚊がとても多く、虫除けスプレーをしてもほとんど効果がなく、多くの人が刺されてしまいました。
すぐ隣に柵で囲まれたロシア人の墓が数個ありました。古釜布の住民の人たちのお墓は、ここから300mほど離れたところにあり、十字架が沢山並んでいました。
05時54分投稿 (中春別中学校)
2014年09月03日(水)
【中春別中学校】国後島11 教会見学 [北方領土関係]
ロシア正教の協会見学
ロシアでは、キリスト教伝来以前は、熊が神だったそうです。昨日紹介した博物館に飾られてある「白いヒグマ」の写真のように「熊」は現在でも大切に保護されています。
国後島の教会は、3年前に新しく建てかえられました。これは、プーチン大統領が進める北方領土開発計画に足並みをそろえる形で、宗教施設や文化施設などにも至っています。
このまま、ロシア側の資金で次々道路や施設等のインフラ整備が進められていくと日本への返還の妨げになると強く感じました。
教会は、アレクサンドル司教の案内で内部を見学しました。キリスト関係の絵がとても美しく輝いていました。地下には洗礼を受ける大きな水槽がありました。生徒たちは、18メートルの高さがある聖堂の上まで見学できました。(大人は、見学できませんでした)
クナシリ島民には、「この島に来たのは、より神に近い場所にいたかったから」と本国から移り住んだ人も居るそうです。本国から出稼ぎに来ている人たちは、活動に対してあまり熱心ではないと司教さんが話していました。
10時11分投稿 (中春別中学校)
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