中春別中学校 [北海道別海町]

　本日は５・６校時にふるさと学習として「アイヌ文化講座」が行われました。

　本日の内容は、中１の家庭科で【アイヌ文様刺繍】と中２の美術では【アイヌ文様のデザイン】について行いました。中１の家庭科では講師としてここ数年着ていただいているアイヌ文化協会より床さんと郷右近さんの２名に来て頂きました。ありがとうございます。

　次は「アイヌ文化講座?」として１２月５日に中２美術でのムックリ作りと全校生徒で体験するアイヌ伝承と舞踊、楽器演奏などが予定されおります。

中１家庭科　アイヌ刺繍体験

中１家庭科　アイヌ刺繍体験

中１家庭科　アイヌ刺繍体験

中１家庭科　アイヌ刺繍体験

中２美術　アイヌ文様デザイン

中２美術　アイヌ文様デザイン

中２美術　アイヌ文様デザイン

中２美術　アイヌ文様デザイン

　本校は「ふるさと教育」に関する教育活動推進の道教委の協力校に指定されております。その一貫で本日は全校生徒が「アイヌ民族講座」として北海道教育局義務教育課の竹内相談員（アイヌ民族に関する専門家）のご講話をお伺いいたしました。

　竹内相談員は昨年度に続き、二回目の来校となりましたがアイヌ民族が北海道の先住民族として辿ってきたこれまでの歴史や和人との関わり、そして今を生きる日本人として生活とアイヌ民族としての独自性などについて学びました。

　この後は、中春別中学校の「ふるさと学習」として、アイヌ民族文化協会から講師の先生の派遣をいただき、中１ではアイヌ文様刺繍（家庭科）、中２でムックリ作り（美術科）、全学年でアイヌ民族の物語と舞踊（総合的な学習）などが予定されております。

　本日は、中春別学校区ＣＳ推進委員長の青野芳樹氏（別海町郷土資料館豊原分館長）を講師に、中春別地区の郷土学習として【パイロットファームの歴史】についてのご講演を開催しました。

　生徒たちにとっては、自分達の住む中春別地区（豊原・美原・中春別・市街）の繁栄がいかにもたらされたかを知る大切な機会となりました。

　本校の校歌の一節にある「果てしなき原野を拓き、幾星霜、風雪に耐え、父母は逞しかりき・・・・」をまさに地で行くような大変な努力で今の繁栄があることを学んだと思います。

　今後も本校では総合的な学習の時間（中１：５０時間、中２３：７０時間）を活用して、中春別中の郷土学習として「アイヌ民族理解学習」「パイロットファームの歴史」「キャリア教育」「体験学習」などを精選統合した持続的な学習となるような【郷土学習】を積極的に考えて行きたいと思います。