別海町立西春別中学校

９月になって、ずいぶんと秋っぽくなってきましたね。

畑で育てていた作物は、地域の方々の協力のおかげもあって、大変立派に育ちました。
トウモロコシ、カボチャ、ズッキーニ、ジャガイモ、玉ねぎ、人参…そんなに広い畑でもないのですが、本当にたくさんの作物が収穫できました。
（ビニルハウスでは、スイカ、ミニトマト、メロンも！）

水遣りなど、一生懸命に手をかけて育ててきた野菜が収穫でき、生徒たちも大変うれしそうな表情を浮かべています。

今日、３年生が人参などの収穫をしていました。
いいサイズの人参でき、その抜かれたあとには、穴がぽつぽつときれいに並んで開いていました。

その傍らに大きめの人参の葉が１枚。
大きな葉が１枚だけ土の上に残されていることが不自然に感じたのですが、でも、すぐにその理由はわかりました。その葉には、キアゲハの幼虫が２匹ついていたのです。

キアゲハの幼虫はよく人参の葉を好んでえさにするようです。１枚残された人参の葉は、収穫していた３年生の生徒が、あえて残したものでした。

こんな生き物に対する優しい心遣いがうれしくて、そういう生徒がいることが誇らしくて、とてもいい気持ちになれました。

７日（木）　校内授業研修会が行われました。
根室教育局から指導主事の先生もお呼びして行いました。

今回の特設授業は１年生の数学でした。
参観する先生方に囲まれ、萎縮するかと心配された生徒たちでしたが、それほど緊張することなくのびのびと普段通りの様子で授業していたようにみえました。
問題の意味をよく確認し、解決への見通しをもつと、ペンと紙を手にとり、自分の考えをよく書き表せていました。

本校では、自分の考えを紹介して交流し合い、学びあいの場を通して高めあう授業のあり方について研究しています。
キーワードは、「主体的」「多様な考え」「学びの広がり，深まり」…というところでしょうか。

「自分はこう考えてみたよ」
「その考え方もいいね。」
「こんな考え方もあるんだね。」
「こっちの方がいい方法かもしれないね。」

授業の中でこんなやり取りが行われ、その中で生徒一人ひとりが自分なりの学び方を身につけ、問題などへ対応していく力が養われていくことを目指しています。

好天に恵まれた今日、第43回校内マラソン大会が行われました。今年で43回目と大変歴史のある行事です。

交通安全指導員さんや保護者の皆様にも観察員等のご協力をいただいて、十分に安全に配慮する中、スタートがきられました。

今年の行事は好天には恵まれるのですが、今日は、マラソンを行うにはさすがにちょっと暑すぎました。
給水ポイントを設置するなど、準備はしっかり行っていましたが、中には少し具合が悪くなって力を発揮しきれなかった生徒もいたでしょうか。
それでも、力を抜くことなく、各々が全力を出し切って走る姿は感動を与えてくれるものでした。

大会である以上、順位はつきものですが、自分の目標タイム（練習の段階から自分のペースを捉え、全員が自分の目標タイムを設定して今日の本番に向かいました。）を目指し、達成できた生徒も多かったようです。
「ここまでできた！」、「こんなにがんばった！」と自分自身の努力を評価し、自信が高まることにつながることがこの行事のねらいの一つとなっています。そうであるからこそ、43回も続いてきたということなのでしょう。

生徒の皆さん、本当によくがんばりましたね。お疲れ様でした！