2016年10月03日(月)
【野付中】中2 野付学 「鮭の採卵実習」 [野付学]
本日は、中2が野付学の一環で「鮭の採卵実習」を中標津町の計根別にある孵化場で行いました。尾岱沼地区は、ただ魚を獲るだけでなく、魚の住みやすい環境づくりや稚魚や魚を育てることを大事にしています。
野付学校区の幼小中でも12年間を通し、野付漁協を始めとする地域と一緒に12年間の「野付学」に取り組んでいます。中学校でも、稚魚を育てる「チカの採卵実習」「アサリの稚貝選別」、野付半島の環境保全を目的とした「野付半島クリーン作戦」「アマモ学習」、魚付林を育てる「植樹活動」等に取り組んでいます。本日は、数年後の鮭資源の回復のための「鮭の採卵実習」です。
その様子を担任の先生に聞くと、「さすが、野付の子供たち。生魚を嫌がることなく、男女とも、鮭を抱きかかえ立派に実習できていましたよ」と話してくれました。
野付漁協の皆さん、今回も大変お世話になりました。有難うございます。
体験後の生徒の感想(一部抜粋)
・ただでさえ、鮭が獲れていないのに、この作業がないともっと、鮭が獲れなくなるんだなと思った。卵が固くならないようにゴム手袋を脱いで素手で卵を取り出したり、混ぜたりしていた。若い人がすくなかったので、こういう作業をしている人が少なくなっているだなと思った。
・撲殺をするのが一番びっくりした。腹を裂いて、イクラを出す作業はすごい楽しかった。働いている人達は、手際が良くて、早すぎてビックリした。家とかでなかなか、撲殺したりイクラを取り出したりできないので、貴重な体験が出来て良かった。
・鮭の採卵実習を通して学んだ事は、鮭の頭を木の棒で叩き殺している事です。鮭は死んだ状態で送られてくると思っていたので、今回の実習を通してそのことについて知ることが出来ました。
・鮭を殴って殺すのが大変だった。なかなか死んでくれなかった。お腹を捌くのも難しくて、一杯手伝ってもらった。イクラを出すのは何回かやったここがあるのでまあまあできたと思う。施設の仕組みとか役割とかを初めて知ることができて楽しかった。あと、オスの鮭の重さに一番びっくりした。
Posted by 野付中学校 at 15時17分