2020年09月30日(水)
【野付中】幼小中合同避難訓練 [幼小中連携]
避難から情報伝達・本部設置・引き渡しまでの一連の流れを確認する幼小中合同訓練を、別海町役場尾岱沼支所、別海消防署尾岱沼分遣所、中標津警察署尾岱沼駐在所のご協力の下、9月29日(火)に実施しました。
まずは、巨大地震が発生したことを想定して、
「DROP! COVER! HOLD ON!」の3つの行動をとります。
地震が収まり、大津波警報が発令されたことを想定して一時避難場所である本校の屋上へまず避難。
以前までは駆け足で指定避難場所である「きらくる」へ移動しておりましたが、昨年度、奥尻島での大津波を経験した語り部さんから「3分程度で津波が到達した」という話をお聞きして、「まずは近くの高台へ」ということを優先しました。
本校の屋上は海抜20m程度ですので、十分とは言えませんが、尾岱沼地区では野付小学校に次ぐ高さですので、付近の住民の皆様にとっても津波避難場所(緊急一時避難場所)となります。お知りおきください。
津波は何度も押し寄せますので、長時間、屋上に待機を続けなければならないかもしれません。本校には「簡易寝袋」を屋上入口に配備していますが、電気も暖房も使えない状況になることも想定し、たとえバス通学でも、車での送り迎えでも、冬季には防寒着を常に着用または持参してください。
大津波警報が解除されたら、家庭への引き渡し場所であり、緊急避難場所に指定されている「きらくる」へ落ち着いて移動します。(約400m)
幼小中が「きらくる」に集まってからは、中学生の役割が重要となります。家庭への引き渡しをスムーズに行うために、町内会ごとに並び直す際、戸惑っている同じ町内会の園児や児童を見つけ、手を引いてあげることが必要となります。
野付学校区では、地域行事に多くの子どもたちが参加し、幼小中の連携行事も行われているので、比較的スムーズです。
さらに、中学生に求められるのは、命を守るために必要なことを主体的かつ冷静に考えて行動することや、ハキハキと明瞭に情報を伝達することです。こちらも、日常生活で常に意識しているので、有事の際には大きな力となるでしょう。
町内会ごとに集まったら、「きらくる」が避難場所となる床丹・春別・潮見南町内会は「きらくる」の中へ移動。
潮見北町内会は尾岱沼診療所側の「引き渡しB地点」へ移動し、港・岬・平成町内会は「きらくる」入口前の「引き渡しA地点」にて子どもたちを引き渡します。
6年目となる合同避難難訓練で、今年も99家庭中79家庭(約80%)に引き渡し訓練に参加していただきました。
皆様、ご協力ありがとうございました!!
Posted by 野付中学校 at 09時56分