2021年02月22日(月)
【野付中】別海町新聞の日 記者さんによる講話 [学力向上]
毎月最終月曜日に生徒一人一人に新聞を渡す「別海町新聞の日」。2月22日(月)には、早朝から北海道新聞中標津支局の記者さんに「朝新聞」の様子をご覧いただき、1校時には2年生へ講話をしていただきました。
講話の目的は「記者の仕事」だけではありません。
今日お招きした記者さんは、中学卒業後に中国北京の高校に留学し、大学卒業まで中国で過ごした経歴をお持ちですので、「国際理解講話」を兼ねてお話をしていただきました。
残念ながら、日本人の多くは、「中国」にネガティブなイメージを持ち、「中国の方々」を「同じ地球人」として身近に感じている人は比較的少ないのが現状です。でも、中国は日本にとっては重要なパートナーであり、野付の水産業も中国抜きでは成り立ちません。中国の歴史や文化を理解し、同じ地球人として、共通点や違いを理解しながら、国境や国籍を超えた人と人とのつながりを大切にしてほしいと願い、お話を伺いました。
中国のこと
★3ヶ月くらい経つと中国語が耳に慣れ、普通に話せるようになるには2年くらいかかったとのこと。(秘話 彼氏や彼女ができるともっと早く話せるようになる・・・笑)
★日中の歴史問題もあり、授業で戦時中のことに触れる時にはつらい思いをした。
★中国の高校に留学した時は一時心を閉ざして落ち込んだ。
★日本では、中国について良くないニュースばかりが目立つが、悪いことばかりではない。
★大学に入って、いろいろな国の留学生たちと交流する機会も増え、(水泳や様々な国の料理を堪能したりして)とても楽しい日々を過ごすことが出来た。
◎日本は、比較的異なるものに閉鎖的。「自分たちが絶対に正しい」とは思わないで欲しい。
記者として
★一人の人間を深掘りして紹介するような仕事に就きたかった。ドキュメンタリーテレビ番組のディレクターや新聞記者。
★楽しいことは・・・人との出会いが多く、「こんな人がいるんだ」という新たな発見が多い。
★つらいことは・・・命にかかわる事件や事故の現場を取材すること。何か起こったらすぐに現場に駆け付けなければならないので、いつでもスマホの電源を切ることが出来ない。
◎大切なのは「地取り」。新聞も含めて情報を真に受けない(鵜呑みにしない)。「ホント?」という批判的思考を持ち、直接確かめることを忘れないこと。
Posted by 野付中学校 at 11時21分