野付中学校 [北海道野付郡別海町]

　生徒会保体委員会が主催し、昼休みに実施する「全校レク」。給食の片付けが終わる13:00に全校生徒がさっと体育館に集まり、約10分間全力で楽しみ、さっと教室に戻って13:15からの5校時授業に備える。そんなメリハリのある活動を全校で行えるのも本校の強みの一つです。

　「電気を使う道具」がないと「退屈」「つまらない」と嘆く人が多い中、「人と人とのつながりの中で楽しさをクリエイトできる力」があるのは素晴らしいですね。
　写真は9月21日に行われた「手つなぎオニ」の様子です。

　尾岱沼地区の住民は25km離れた中標津町市街地に買い物に出ることが多いですが、野付半島から国後島までの距離はわずか16kmです。晴れた日には校舎からすぐ近くに見える北方領土について、正しい理解と認識を深めるために、本校では2学年が「北方少年少女塾」に参加しています。
　9月26日(水)8:35に学校をバスで出発。根室市の北方四島交流センターで講話とビデオ鑑賞を行い、昼食後は納沙布岬に移動しました。根室市特有の海霧も発生せず、秋晴れに恵まれて目の前にある島に思いを寄せることができました。

　9月27日(木)午前中に、2学年生徒たちが、計根別にある「社団法人根室管内さけ・ます増殖事業協会ふ化場」に出向いて実習を行いました。
　現地では、親魚の目と鼻の間を「一撃」することから始め、切開しての「採卵」、卵と精子を混合させる「受精」までを体験する事で「育てる漁業」の大切さを学びました。
　毎年、学校の活動時間に合わせて頂いている計根別ふ化場と別海町スクールバス関係者の皆様に、心より感謝を申し上げます。

　野付中学校の学校便り『親潮』８号です。
下のPDF文書をクリックすると大きくご覧いただけます。

(921KB)

　9月26日(水)18:30より、今年度2回目となる野付学校区コミュニティスクール推進委員会を実施しました。
　29年度より推進委員会を設けて2年目。来年31年度からは「学校運営協議会」として本格実施されます。
　野付地区では29年度に地域・保護者の願いを「めざす子ども像」としてまとめ、今年度はその進捗状況を調査しながら「何ができるか」を協議。さらに、56年間継続しているチカの採卵実習など、地域とのつながりで永年実施されている「野付学」を、幼小中一貫ふるさとキャリア教育として体系的に整理し、未来の地域を担う人材育成に地域・保護者・学校が一体となって取り組んでいます。

　PDF文書をクリックすると、「CS便り」と「野付学全体計画」をご覧いただけます。

野付学 (522KB)

CS通信30年度2号 (201KB)

　本校では日常的に新聞記事を活用しています。
　9月26日に行われた3学年社会科(公民分野)では、「憲法」について理解を深めるために、新聞記事に掲載されている世の中の出来事を「憲法〜条の視点から考えると〜」という形で判断する学習に取り組みました。
　全国紙・地方紙を４種類用意し、生徒たちは、まず個人で様々な記事を読み取りながら、憲法の視点でブルー・イエロー・レッドの付箋を貼ってジャッジ。その後グループで熟議して最終ジャッジを決定。記事の要約や判断理由をプリントにまとめていました。