野付中学校 [北海道野付郡別海町]

別海町母子健康センターより助産師をお招きして2,3学年で2時間ずつ行いました。
まず12月12日(水)3,4校時には3学年を対象として「望まない妊娠・性感染症」をテーマに実施。新しい命を生み出すための準備が始まっていることを正しく認識した後に、性感染症や望まない妊娠を防ぐ為の正しい知識を学びました。
ゲーム「お友達になってくれませんか?」では、クラスメイトと挨拶を交わしながら、コップの水を少しずつ交換。わずか2名にしか「重曹(アルカリ性)」が入っていなかったのに、2分後には17名全員のリトマス紙が青色(アルカリ性)になったことから、性感染症が広まる速さ(こわさ)を実感しました。

14日(金)3,4校時には、生命の誕生を科学的に理解し、自己存在感と自他の生命尊重の気持ちを高めることを目的に、「妊娠・出産」をテーマに授業を行っていただきました。
父母や先祖から受け継いできた命の神秘さに触れ、「妊婦体験」などを通して胎児の成長や妊娠中の変化などを理解しました。

写真は12月10日(月)に行われた1学年社会科と3学年の道徳科の様子です。
社会科では毎時間ICT機器を活用して様々な資料を提示しながら、興味関心を高めています。
道徳科では「考え、議論する」ことを心がけ、大人の価値観を押しつけることなく、生徒同士で話し合いながら最適解・納得解を創り出せるようになることを目指しています。 今回は「家族愛」をテーマに、全盲女性の手記を題材にして、生徒全員がそれぞれの考えを声に出したり、書いたりしながら進められました。

放課後には、全教職員でそれぞれの授業について良かった点や改善点を出し合い、指導主事からもご助言をいただき、学び多き一日となりました。大人も勉強です。

若い芽がニョキニョキ育っています。写真は今年度当初に贈っていただいた「胡蝶蘭」ですが、10月末に最後の一輪が散った後、再び「節」からしなやかな茎が上へ上へと伸び始めました。きっと来春には再び美しい花が咲くことでしょう。

大人も勉強です。12月10日(月)は、校内授業研究の日として、根室教育局の指導主事や小学校の先生方にも参加していただき、「わかる授業」「これからの時代に求められる学力を伸ばす授業」について全教職員で学び合いました。
写真は2学年の国語科と理科の様子。
国語科では、様々な表現を生徒同士で見せ合い、学び合い、新聞に書かれた内容で理解を深めながら、字数と「必ず入れるキーワード」を指定した「条件付き作文」に挑戦しました。短時間で条件を満たした文章を完成していた2年生の「書く力」にまず感心。
理科では、「放電」と「真空放電」について知識を習得した後、空気中を流れる電流の性質について、グループごとにまとめ、理科用語を使って発表していました。頭では何となくわかっていても、言葉で整理するとなると、なかなか難しいです。生徒同士で「よい表現」を学び合うことで「放電」について理解を深めることができました。机上の整理や聴くときの姿勢も徹底されており、こちらも感心。