野付中学校 [北海道野付郡別海町]

授業の様子を3日間連続で紹介します。

まずは中学1年生。中学校入学後に不適応気味となる「中1ギャップ」はなく、すべての教科で生き生きと「反応」する姿が見られます。

美術科の「鑑賞」では、作者の人生に興味を持って考えており、「技法」の説明で教科担任が立体的に板書していくと、驚きで歓声が沸き上がっていました。

表現活動が重視されている英語科では、テキストの持ち方から顔の上げ下ろしまでが徹底され、一斉・グループ・ペアと形態を変えながら、「聞く」「話す」「読む」「書く」の４技能を身につける学習がテンポよく展開されていました。

いずれの教科でも、机の上に出すのは「必要な物」だけ。机上もノートやファイルの中身も、よく整理されています。

下駄箱は、生徒たちの心を映し出すバロメータ。
1学年の状況は、誰一人かかとをつぶすことなく、きちんとそろえて靴が置かれています。

5月31日(金)朝読書の時間に、地域サークル「ねぎぼうず」の皆さんが読み聞かせにいらしてくれました。昨年度は年間3回の来校でしたが、今年度はできるだけ毎月、すべての学級で実施していただく予定です。
この取り組みは野付学校区コミュニティスクールの一環として幼稚園・小学校・中学校の全校種で実施します。6月には、中学校の職員が小学校に出向いて読み聞かせを実施することになっていますが・・・・果たしてうまくできるのか、ちょっと心配です。

野付には「巽の瀬(たつみのせ)」というジャンボなホタテが育つ環境が整っています。その名産品に付加価値を与える学習として、毎年3学年で実施しているのが「ホタテの燻製づくり」です。

今年も野付漁協様より講師を派遣して頂き、提供された100kg(約500枚)の新鮮なホタテの剥き方を教わりながら、本校の水産室で味をつけて「燻製」を作り上げました。
今年は味もほどよく、とっても美味しく仕上がりました。

いつものことながら、野付漁業協同組合様に心より感謝を申し上げます。本当に有難うございます!!

5月30日(木)に1学年炊事遠足が行われました。
これまで1学年は登山を行っていましたが、昨年度30度を超す猛暑であったことと、スクールバスを使用できる時間に限りがあるために全員が登頂できない事が多かったことから、今年度からは中標津森林公園への炊事遠足に変更しました。
当日は「ちょうどよい快晴」に恵まれ、グループごとに「買い物」をして焼き肉などを堪能しました。歩いて、食べて、遊んで、学級の絆を深めながら、自らクリエイトした楽しさをたっぷり味わう一日となりました。
来年は1泊の宿泊研修。再来年は2泊の修学旅行ですね。