野付中学校 [北海道野付郡別海町]

本校では月に1回程度、昼休みに生徒会保体委員会の全校スポレクを行っています。わずか15分の昼休みに、全校生徒がさっと体育館に集まり、思いっきり楽しみ、さっと教室に戻って午後の授業に入っていく時間です。5月31日(金)に行われたのは「鬼ごっこ」。相手意識を忘れずに思いっきり追いかけ、思いっきり逃げて楽しんでいました。

1学期のビックイベントである体育祭まで1か月半となりました。6月4日(火)の全校朝会では、アンケート結果をもとにキーワードをまとめたテーマの説明が、生徒会書記局よりありました。各チームのリーダーとなる3年生はわずか11名ですので、役割が多くて大変ですが、全校生徒40名の思い出に残る楽しく充実した時間をぜひクリエイトして下さい。

全校朝会では「たんぽぽ」のお話をしました。(弱いからこそ強い)たんぽぽのように、根を下へ下へと伸ばしながら、地域に根ざし、地域の良さを広めてほしいと願っています。

勉強、部活動、習い事、体育祭に向けた取組など、6月,7月は忙しい毎日が続きます。そんな時だからこそ大切なのが睡眠と栄養。そして「効率アップ」です。同じ授業、同じ練習でも、「臨む姿勢」によって成長に差が出ます。短時間で効果が得られるように工夫すること、集中することを心がけてくださいね。

新年度が始まって2か月が経ち、いよいよ地区中体連大会が、明日の水泳大会を皮切りに始まります。近年の根室管内は各種目ともレベルが上がっているため、全道大会の出場権を得るのは大変ですが、本校生徒は少数精鋭ながらグングン調子を上げており、価値ある挑戦が続きそうです。

6月7日(金)には、中間テスト後の6校時に生徒会主催の壮行式を実施し、各部の決意表明や音楽部による激励演奏、応援歌、(わっしょい音頭)などが行われました。

全力プレーが観ている人を感動させます。各部が努力で培ってきたことを、すべて出し切れるよう心から祈っています!

全校リーダーとして多くの役割を担っているのが3年生です。今年度は11名と人数が少なく、生徒会活動や学校行事、最後の中体連に向けた取組と大忙しですが、毎日の授業を大切にしながら、知・徳・体をバランスよく育んでいます。

写真は数学科で「平方根(√)」の学習をしている様子です。ただ計算問題ができるようにするだけでなく、√5〜√197に至るまで試行錯誤しながら実際に図で長さを作り「見方・考え方」を高めていました。答えが1つではない課題について、工夫しながら自分の考えを表現できており、さすが3年生だと感じます。

3年生の強みは、いつでもグループや学級全体で主体的に話し合うことができ、ノートのまとめ方がキレイな生徒が多い事です。安定して学力が向上する要素がそろっています。

その反面、あれっ?と思ってしまうのは、これほど頑張っていて、多くの場面で貢献しているにもかかわらず、「自己肯定感＝自らの価値や存在意義を認める気持ち」が低い生徒が多い事です。11名の集団としても、一人一人の個人としても、間違いなく「素晴らしい!」と言える、学校にとっても、ご家庭にとっても、地域にとっても、大切な生徒たちです。自信を持って、その良さを発揮し続けてほしいと心より願っています。

3年生教室を朝訪れると、黒板には毎日学級担任からのメッセージが書かれています。左の写真は中間テスト前日のもの。生徒たちの頑張りをもっとも身近で感じ、良さを理解しているのが学級担任です。

2学年の教室は、いつでも活気があります。

社会科の授業では、スライドでたくさんの資料を提示すると興味を持って見つめ、地図で地名を調べたり、班対抗のクイズ形式で競ったりしながら、積極的に取り組んでいました。

理科では、テレビやタブレットを使いながら、(昔から)わかりにくいと言われている「血管名と血液名」について学習し、ただ覚えるだけでなく、班で対話しながら「理由」を表現していました。習得した知識を単語で答えることは簡単ですが、「自分の言葉で表現する」というのはとても難しいです。でも、これからの時代に求められる大切な能力です。

音楽科では、リコーダーの試験を行っていました。みんな「マイウェイ」を上手に演奏していて感心。週に1時間しかない音楽の授業で、1曲を正確に吹くのはなかなか難しいですが、昼休みにも練習する等して取り組んでいました。一人一人テストを行いますが、テストが終わった後も練習を続けており、「さらに上手くなりたい」という気持ちが伝わってきました。本校生徒は「合唱」が好きでとても上手です。授業の終わりの挨拶も、みんなで「ハモリ」を楽しみながら美しく行っていました。

靴をそろえること。足裏を床につけること。机の上を整理すること等々、これらは「学力向上」にも大きく関係します。ぜひ(できるだけ幼い頃からの)習慣にしてください。