別海町立　西春別小学校

　４日と５日にかけて宿泊学習を行いました。参加したのは５・６年生で、場所は厚岸町にある「ネイパル厚岸」です。
　４日の出会いの集いでは、ネイパル厚岸の職員の方から、色々な活動や友達と一緒に食事を作ったり生活することで、自然に親しみ、友情を深めて下さいとのお話しがありました。
　最初に取り組んだのは「愛冠岬フォトラリー」です。３つに班を校正し、先生方も入って、森林地帯の遊歩道や草原を通って、愛冠岬に着きました。普段では聞けないとてもきれいな鳥の鳴き声が聞こえたり、倒木が見事なアートとなっていたり、小さな花が咲いていたり、・・・・班のみんなで目標となる物を探しました。岬の近くの草原では、シカの親子たちが、一生懸命食事の最中。少しぐらい近づいても全く逃げませんでした。
　昼食はネイパル厚岸に帰ってからみんなで食べました。
　１４：００から野外炊飯の開始です。まず、職員の方に案内していただいて、必要な道具や食器類などを班ごとに取りに行きました。ご飯を炊く時に使ったのは「新聞紙を小さく絞った」ものでしたが、とても火力があり、おいしいご飯が炊けました。班によってはハプニングもありましたが、どの班もおいしいカレーライスを食べることができました。カレーライスは木炭の火力で作りました。
　夜の集会では、体育館のようなところで「キャンプファイヤー」をやりました。２つのグループで跳んだ長縄大会は、2回の合計が不思議にも全く同じ回数となり、同点となりました。みんな汗びっしょりでした。その後はお風呂に入り、今日一日のまとめを書いて就寝しました。
　５日の朝は６：００前にはほとんどの人が起き、食堂で７：３０から朝食を食べました。バイキング形式で、おいしかったです。
　その後は荷物の整理をして、使わせていただいた全ての部屋とトイレを全員できれいに掃除しました。
　最後の活動は「室内雪合戦」です。２つのグループの対抗戦で、冬の雪合戦のような試合形式で行いました。投げるのは空気の入ったゴムボールなどで、ボールに当てられずに各チームにある「イルカ」と「プーさん」の縫いぐるみをゲットした方が勝ちです。衝立でブロックしながら、また、作戦会議でみんなで攻略法を打ち合わせたり、とてもたのしかった時間でした。
　この二日間を通して、子どもたちは学校を離れ、自然の中で様々な体験を通して多くの事を学びました。集団生活するためにはルールがあること、食事を作ることの難しさや楽しさ、そして何よりも、友達と一緒に励まし合って目標に向かうことの楽しさや難しさ、達成感を学ぶことができたと思います。子ども達は確実に一歩成長できたと思います。この経験をこれからの学校生活に活かしてくれることでしょう｡

　本日の２校時目に校内研修を行いました。５・６年生の研究授業です。教科は「算数」。５年生の単元は「合同な図形」、６年生は「角柱と円柱の体積」です。
　５年生は「一本の対角線を使ってできた三角形が合同であるのはどれか」を考えるために、ハサミで切り取って重ねてみたりしながら、平行四辺形やひし形、長方形、正方形を対角線で分割してできた三角形が合同であることがわかりました。
　６年生は円柱や角柱の体積の計算に頑張りました。タブレットを使って、自分の計算方法を画面に書いていきます。小グループごとに色々と意見を出したり、アドバイスをしあったり、疑問なことを交流し合ったりすることができました。全員で答えを確認したあとで、違う計算方法で答えを導いた人のやり方も確認することができました。
　５年生も６年生も、お互いに協力し合って熱心に課題に取り組んだり、自分の考えをみんなにわかりやすく発表する努力、そして、友達の発表に頷いたり自分の考えと比較しながら聞いている姿がみられ、これからの更なる努力に期待したいと感じました。

　今日は、本校６年生と上春別小学校の６年生が交流学習を行いました。国語科の「学校紹介案内パンフレットを作ろう」の学習の一環として行ったものです。
　それぞれの学校で作ったパンフレットを紹介し合いました。他の学校の子ども達が作ったものを見たり、発表し合ったりする体験はほとんどありません。それだけに新鮮さと緊張感を感じたことと思います。
　その後、合同で体育を行い、とてもたのしかったようです。給食も一緒に食べ、みんなで笑顔で終わることができました。