別海町立野付小学校

　１１日（木）学芸会の総練習でした。学校用語で言うところの「１回目の本番」です。

　体育館に向かう廊下の壁に、子ども達が描いたイラストが展示されていました。ますます気分が高まります。

　学芸会の特別時間割が始まってから３週間。振り返ればあっと言う間なのですが、過ごした毎日はまさに「濃密」でありました。

　子供と子供が、先生と子供が、先生と先生が、それぞれのつながりの中で意見を出し合い、ある時は戦わせながら、昨日より良い今日を送ろうと頑張ったきたのです。

　そうして迎えた「１回目の本番」。ステージの上でスポットを浴び、舞台の陰で汗を流す子ども達。誰もがみんな、３週間前より成長して見えるではありませんか。

　プログラムが進むにつれて、次々と表現される子ども達の姿。それを見ているうちに、自分の中に不思議な気持ちがこみ上げてきました。
　子ども達が頑張っている。自分の役割を果たすべく、見ている人に何かを伝えようと、ひたむきに頑張っている。もうただそれだけで、自分は感激してしまい上手に顔を上げていることができませんでした。

　明後日は学芸会本番です。学校用語で言うところの「二回目の本番」。
　子ども達は誰のために演技し演奏し歌うのでしょう。
　それはほかの誰でもない、見に来てくださる全ての方のためです。人のために何かを成し遂げようとする時、人は最も成長します。
　この３週間は、正にそのためにあったのではないでしょうか。

　皆様のご来校と温かいご声援を心からお待ちしております。