2016年12月20日(火)
【上春別中学校】写真絵本作家 小寺卓矢氏来校 [授業の様子]
本日は、写真絵本作家の小寺卓矢さんをお招きして「自然写真絵本作家が考える自然・森・命」というテーマで、全校道徳を実施しました。
小寺さんは神奈川県出身。十勝の芽室町に住みながら主に阿寒周辺の自然を被写体に活躍されています。今日は、小寺さんが撮影された写真や絵本をベースにして、スライドショーや様々な活動を取り入れた講演となりました。
(1)プロのカメラで写真を撮ってみよう!
2頭のシカを小寺さんのカメラをお借りして撮影します。何となくいい写真になっているのが不思議です。シカ役の二人も頑張りました。
(2)スライドショーで北海道の自然を味わおう!
スライドショーをバックに、雄大な自然にあこがれて北海道にやってきた小寺さんが、なぜ森の中の何気ない風景を写真に納めるようになったのかをお話しいただきました。一つ一つの命のつながりが、大きな自然を作り出していくことに気づかされます。
(3)小寺さんによる自作絵本の読み聞かせです
これまで出版された4冊の本の中から、2冊を読んでくださいました。一つ一つの命が自らの営みに専念することによって、知らず知らずのうちに他の命が育まれていく様子が優しい声で語られます。
(4)みんなで絵本をつくろう!
お題は、小寺さんの撮った6つの写真にセリフを入れること。6名の生徒が担当する写真に合うセリフを考えます。何の相談もしないで作ったセリフだったのに、合わせてみたら・・・
・・・とっても素敵な作品に仕上がっていました。
【生徒の感想から】
・いろんな生き物がいないと森としてやっていけないということが分かった。
・植物が死んでそこで終わりじゃなくて、その続きには新しい命がつながっていて、それが感動的だった。
・自分が生きることが誰かの助けになっているということが分かった。
・小さいものの積み重ねや繰り返しでできているのは、自然だけでなく人の生活もそうだと思った。
・小寺さんが写真を撮っているうちにいろいろ疑問が浮かんでくるのがすごいと思った。
・全校道徳が意外に楽しかった。
・なんだか自分の住んでいるところに誇りを感じました。
生徒たちも、たくさんの刺激を受けたようです。小寺さん、本当にありがとうございました。
Posted by 上春別中学校 at 13時54分