2017年07月24日(月)
すくすく学級 栄養講習(全学級) [中央公民館からのお知らせ]
すくすく学級7月の学習会は、「学びの木」の乳幼児期の課題「望ましい食事で健康な身体を育てる」をテーマに栄養講習を行いました。
講師は、町民保健センターの管理栄養士、池田ひとみさんです。
事前にお伝えしていたお母さん達の食についての悩みをもとに、新たに資料を作っていただき、
■食べ方に合った固さ・形にして『噛む力』を付けること
■薄味を心がけること
■バランスのよい食事をとること(いろいろな食品を食べる)
■おやつの量や時間、内容
■生活リズムの大切さ
について、丁寧にわかりやすくお話ししていただきました。
多くのお母さんが抱える「思うように食べてくれない」という悩み。
その原因の一つに噛みにくいなどの「食べにくさ」があるようです。
噛む力をつけられるように、子どもの様子(歯の生え方など)に合わせて調整することが大切だそうです。
固いものを食べることが、噛む力を育てるわけではないのだそうです。
大きさや形も工夫が必要です。
実際に、どんな形やどんな大きさがよいのか、粘土で作ったものを手にとって見ました。
一口で食べられることよりも、噛みとる力を育てることが大事なのだそうです。
なるほど……。
1食の食事量についても、視覚でわかるようにサンプルを見せていただきました。
特にごはんの量について、「うちの子、こんなに食べてないかも〜」というお母さんが多かったようです。
あくまでも目安ですので、体重の増え方に問題がなければ、様子をみていていいようです。
中央1歳児学級では、3食分とおやつのサンプルが紹介されました。
このサンプルに飛びつかないわけがありません(笑)。
野菜の摂取量の目安はこんな感じです。
買い物をする時には、カロリー、塩分、糖質、脂質、添加物など、成分の表示をこまめにチェックすることも大切です。
これを機に大人の食生活も見直す必要がありそうですね。
3歳頃までは、噛む力や消化機能などが未熟なので、大人と同じ食事はNG。
「はじめは気をつけていたのに、最近は忘れていました」という声も多かった今回の学習会。
この時期の子ども達にとって、どんな食事が望ましいといえるのか、改めて考えるきっかけになりましたね。
学び直すことの大切さ、学び続けることの意義を感じました。
栄養のバランスはもちろんですが、おいしく楽しく食べるのが一番。
そのために大切なのが、生活リズムです。
腹ペコな状態で食事時間を迎えられるよう、しっかり寝て、しっかり遊ぶ。
すべてが連動しているのですね。
家族の笑顔もとびきりのスパイスになります。
ちゃんと食べてほしくて、いつの間にか怖い顔になっていることってありますよね。
それから、味覚が完成するのは10歳頃。
今は食べられなくても、いずれ食べられるものが増えていきます。
「今は苦手でも、あきらめずに根気よく出し続け、長い目で見守りましょう」とのことでした。
毎日のことです。
「ムリせず、気負わず!」が一番ですね。
さてさて、お母さん達が勉強している間、お母さんから離れられた子達は、こんな感じで遊んでいました。
最後は、お母さん達と合流して、親子体操。
いっぱい動いておなかもペコペコ。
今日の食欲はお墨付き!!
皆さん、お疲れさまでした。
5度に渡り、全学級の講師をしてくださった池田ひとみさん、貴重なお話、ありがとうございました。
Posted by tyuou at 13時54分