2016年07月13日(水)
すくすく学級“ぷち” 中学生と楽しみました! [中央公民館からのお知らせ]
先日(7日)、すくすく学級特別企画として、すくすく“ぷち”を実施しました。
お楽しみ会的な今回の“ぷち”は、通常の学級で行っている歌や手遊び、親子体操の他、「ケロポンズまつり」と題して、すくすく学級で8年踊り続けている「エビカニクス」でおなじみ、保育界のアイドル、ケロポンズさんの楽曲をリクエストに応えながら次から次へと紹介し、手遊びや体遊び、ダンス、歌を楽しむというものでした。
しかも、今回は、職場体験で公民館に来ていた中学生のMお兄さん、Sお姉さんの2人が強力な助っ人として、盛り上げてくれました。
まずは、あいさつから。
いつもの「バナナのおやこ」「あら どこだ」を歌いました。
そして、Mお兄さんが、紙芝居「おおきくおおきくおおきくなあれ」を読んでくれました。
一生懸命さが伝わるMお兄さんの掛け声に、お母さんや子ども達も大きな声で応えます。
次に、Sお姉さんが小さな頃に好きだった歌(「どんぐりころころ」「ことりのうた」)を披露してくれました。
透き通るステキな歌声に、お母さんの目もうっとり。心安らぐひとときになりました。
さぁ、ケロポンズまつりのはじまり!
もったいないばあさんが出てきました!
次から次へと進みます。
ケロポンズまつりの最後は、「HAPPY SONG」をみんなで歌いました。
初めて聴くお母さんも多かったと思いますが、日頃当たり前と思っていることにも“しあわせ”を感じられる、心がほっこりする歌詞と心にずっしりと響くメロディーに、すっかり魅了されたお母さんも多かったようです。
いつかどこかで、みんなで大合唱できたらいいなぁと思うような、そんなステキな1曲でした。
“ぷち”の最後は、いつもの親子体操。
「ちからあわせて」と「エビカニクス」を踊りました。
やっぱりいつものなじみの曲には、子ども達の目が一番輝きます。
「エビカニクス」の準備のため、子ども達がツメをはめている間に中学生がどこかに行ってしまいました。
「あれ?もうすぐ曲が始まるのに……」
「いい加減、恥ずかしくなって帰っちゃったのかなぁ〜」
いえいえ。
曲が鳴り始めると登場しました!
エビとカニに変装した中学生です。
子ども達の目が点(笑)。
お母さん達は、大喜び!!
いつも以上に笑顔が弾け、キレが増した「エビカニクス」になりました!!
最後に、お母さん達の今後の参考になればと、中学生2人に「親に言われて嬉しい言葉と嫌な言葉」を発表してもらいました。
嬉しい言葉…「がんばったね」「さすがだね」「ありがとう」
やはり、自分のことを認めてもらえる言葉が嬉しいんですね。
簡単な言葉なのですが、言わずに終わっていたり、「まだまだがんばれるはず!」と欲張ってしまったりすることってありますよね。
嫌な言葉…「はやく」「今やりなさい」
身に覚えのあるお母さんが、「う〜ん」とうなっていました(笑)。
ちなみに私もです(反省)。
ついつい言ってしまいますよね。
これらの中学生の言葉に、改めて子どもへの言葉掛けの大切さを感じたお母さんも多かったようです。
今回の“ぷち”には、日々の家事や育児に追われているお母さん達に、少しでも「楽しい」と思える時間を提供したい。そして、新たな気持ちで子ども達に向き合ってほしいという願いを込めていました。
乳幼児期は、みんなと一緒に同じことをして楽しむのは、まだまだ難しい時期です。
たとえ、子どもが他のことに気を引かれて一緒に楽しめなかったとしても、せめてお母さんには、会場に流れる音楽を聴いたり、ダンスを見て楽しんでほしい。そんな思いがありました。
参加した30組の親子の中には、片道30分以上かけてわざわざ来てくださった西公民館・東公民館の親子もいました。
中学生の「楽しかったですか〜?」の掛け声に大きな拍手を送ってくださったお母さん達。
まるでコンサートのエンディング!?
「歌、踊りがとっても上手でした!」
「ダンスがキレキレでうらやましかったです!」
「2人とも、たくさん練習してくれたんだなぁと感じました。お疲れさまでした!」
「一生懸命でほっこり。我が娘も2人のようにまっすぐ育ってほしい……。ありがとうございました!!」
「頑張ってましたね! 思春期で難しい今、これを体験したことは、きっと宝ものになりますよねー!」
など、たくさんの嬉しい感想を寄せていただきました。
あるお母さんは、中学生が短い練習時間の中で、たくさんの曲や振りを覚えたことに感動。帰り際に、「中学生が頑張る姿を見ることができただけでも来て良かったです!」と目を潤ませながら語ってくれました。
総練習時間、今思えば1時間もあったかなかったかでしょうか…。
その時間の中で約20曲の歌と振りを覚えるという強行スケジュール。
「まさか職場体験でこんなことをさせられるとは!!」
きっと心の中でそう思っていたことでしょう。
それでも、2人ともよく頑張りました。
「やるからには全力で!」
そんなひた向きさが、お母さん達のキラキラの笑顔を引き出しました。
そういう意味では、今回の“ぷち”で目指したかったものに十分辿り着いたと言えます。
むしろ2人の頑張りがあったからこそ、みんなで楽しい時間を過ごすことができたと言っても過言ではないかもしれません。
すくすく学級運営体験を通して、2人がこんな感想を残してくれました。
「小さな子ども達が、本当にかわいくて、見ているだけで癒されました。だけど、子どものお世話はすごく大変で、うまくあやすことができなかったり、泣いてしまったりと、かなり難しかったです。でも、お母さんのところに戻ると安心するみたいで、すぐに泣きやんでしまいました。やっぱり、子ども達は、お母さんが大好きなんですね。ダンスもしっかり踊れて、お母さん達にも楽しんでもらえて良かったです。」
「子育てをするお母さんも大変だけど、それをサポートする側も大変なんだなと思いました。実際に子どもと遊んだりするのはこの短い時間でも疲れるのに、それを毎日しなきゃいけないお母さんたちの辛さもわかったし、それをサポートするのに工夫したりしなきゃいけないのも大変だと思いました。だから、今、ここまで育ててくれた自分の親に感謝しなくてはと思いました。」
子育ての大変さに気づくことができたこと、親への感謝の気持ちを新たにすることができたこと、大きな収穫になりましたね。
参加してくださった皆さん、協力してくださったすくすくスタッフと中学生のMお兄さん、Sお姉さん、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました!
ケロポンズさんのCDメジャーデビューを勝手にお祝いして開催した今回の「ケロポンズまつり」。
ケロポンズさんの更なる活躍、ますます期待しています!
Posted by tyuou at 14時52分