上春別中学校 [北海道別海町]

　５月の全校集会。教頭先生の講話の後、生徒会執行部から小中合同運動会のテーマ案が発表されました。（運動会のテーマについては、ブログでも後日お知らせいたします）また、各委員会からの連絡の中では、図書委員会からおすすめ図書（重松清著「希望ヶ丘の人びと」）の紹介がありました。

　５月２８日（土）に開催される小中合同運動会に向けて、いよいよ活動が本格的になってきました。今日は第１回目のチーム集会。赤白の２チームに分かれ、それぞれのリーダーを中心にチーム目標やリレーの順番等を話し合いました。

　国語の「音を追いかけて」という教材の中で、「自信」について考えてみました。
　「自分にとって自信とはどのような言葉だろう。これまでの体験を振り返りながら説明しよう」という問いに対して次のような回答が返ってきました。
「６年生の８月の末のことでした。修学旅行のことでした。２日目に本を買いました。それには、約２６０人ぐらい歴史上の人物がのっています。それがきっかけで歴史が好きになりました。本を見てインターネットで調べて自学をしました。それがきっかけで歴史に自信がもてるようになりました。」
「ぼくは、昔から声がつまるようになる時がよくあった。そのせいで人前で話すのが苦手だった。ある日、ぼくは学級委員になった。それからぼくは学級会の司会などで話すことにだんだんなれていった。前までは、人に話す時に恐怖を覚えていたけれど、今では恐怖を感じなくなっていたことに気づいて、『なんだ人の前でちゃんと話せるんじゃないか』と思った。それから、ぼくは人前で話す時に自信をもって話せるようになりました。」
　自信をもって行動する･･･、大人でもそう簡単にできることではありません。自分を過大評価するわけでもなく過小評価するわけでもなく、自分自身を大切にできるようにするにはどうしたらよいのか。生徒のみなさんの文章の中にたくさんのヒントがあるような気がします。これからも、子どもたちの小さな積み重ねや、小さな自信を大切にしていきたいと、あらためて感じさせてくれた取組でした。