2016年07月20日(水)
すくすく学級 海遊び体験!!(西公民館) [中央公民館からのお知らせ]
西公民館学級生の7月体験学習は、海の公園(標津町)での海遊び体験でした。
なかなかお天気に恵まれない西公民館の体験学習。
昨年、予報より早めの降雨で、ほとんど海遊びができずに帰ってきた経緯があるので、「今度こそは!」と祈るような気持ちでしたが、朝方の小雨に「またしても!?」の思いが……。
それでも、ひとまず「曇り」の予報を信じて決行となりました。
集合時間間際には、時折日が射し込み、気温も上がってきました。
でも、目的地は海です。多少の肌寒さも覚悟して出発です。
今回は、体験学習の中でも移動時間が最長の50分。
子ども達が飽きないように、いつもより多めに手遊びを楽しみました。
また、お母さん達には、ここ数年恒例のお絵かきタイムを楽しんでもらいました。
今回のお題は「お絵かきしりとり」。
通路を挟んで2つのチームに分けて対決しましたが、両チームとも、見事最後までつながりました!!
思わず「お〜!」「すごーい!」と歓声が上がる絵もあり、外の曇り空に反して、バスの中は明るい空気に包まれていました。
「お絵かきしりとり」で気分も盛り上がった頃、海の公園に到着しました。
曇り空でしたが、まずは、海をバックに記念撮影。
そして、早めの昼食でエネルギーチャージ!!
海風がちょっと冷たかったですが、まるで床暖房のような地面からの温もりを感じながら、お弁当タイムを楽しむことができました。
さぁ、いよいよ海遊びです!!
岩場に囲まれた波のない場所は、小さな子でも安心して遊べます。
水温は、やや低めでしたが、場所によっては温かいところもありました。
小さな子達は、どっぷりおしりをつけて、ひたすら海水の混じった砂をジャリジャリかいています。とにかく飽きません。
ずーっと同じ方を見つめながら、海水をバチャバチャ飛ばしているかと思うと、時に水を掛け合う仲良し2人。
この2人、最後まで同じ場所で、同じことをひたすら繰り返していました(笑)。
東京おもちゃ美術館の館長、多田千尋さんが「子どもは、繰り返しの天才だ」と言っていたことを思い出し、思わず納得します。
少し大きくなると、お母さんと一緒に波が行ったり来たりするのを楽しめます。
(実は、岩場の昆布が怖くて、波のある方に行ったみたいです。確かに生の昆布は、太くて長くて厚くてヌルヌルしていて、襲ってきそうに見えるかも!?)
さてさて、過去2年の海の公園体験から、「エサがなければ、何も釣れない」ことを学んだすくすく学級担当者。
今回は、割り箸とタコ糸で、自家製釣竿を用意してみました。
エサは、さきいかです。
残念ながら、お魚さんはいませんでしたが、小さなカニ達が岩場のあちこちに隠れているようです。
さて、さきいかでおびき寄せることができるのでしょうか?
「釣れました〜!」
すくすく学級初の収獲に大歓声が上がります!!
「私も!」「私も!」
次々にお母さんの挑戦が始まりました。
岩場の陰に姿が見え隠れしているのですが……。
エサに食いついた感触はありながらも、岩と岩の隙間から外に出すのが難しいんですね。
かなりの本気を出していたお母さんもたくさんいたのですが、その後の収獲はゼロ……。
それでも、久しぶりにワクワクする気分を味わえたお母さん達のさわやかな表情が印象的でした。
気分転換できたことで、優しい気持ちを取り戻せたお母さんも多かったことでしょう!
時を同じくして、地元の幼稚園の園児達が、カニ釣り名人らしき園長先生とともにやって来ました。
園児達が持っている釣り道具、何やら私達のものとは全く違います。
よく見ると、太目の針金をビニールテープでぐるぐる巻きにし、先っちょを「し」の字に曲げただけのもの。こちらも手づくりです。
でも、エサが違いました。
「生いか」です!
「とれた〜!」という先生や園児達の歓声があちこちから聞こえます。
(「やっぱり生にはかなわないのかぁ……(苦笑)」)
腰をかがめ、岩場に顔を近づける園児達の真剣な姿は、先ほどのお母さん達の姿とまるで同じでした(笑)。
実は、最後の最後にバスの運転手さんが、「しまえび」を釣り上げました!
「エビだよ〜!」の掛け声に、「え〜っ!」「ほんとに?」「見たい見たい!」とお母さんと子ども達が集まってきました。
「心が揺さぶられる楽しさ!」って、こういうことなのですね。
きっと、楽しそうな園児やお母さん達の姿は、子ども達の目に焼きついていることでしょう!
一緒に楽しめるのは、もう少し先かもしれませんが、ぜひ、子ども達に心がワクワクする体験をどんどんさせてあげてほしいなと改めて感じました。
ちょっと寒かったので、海遊びを適度に終えたら、広場でボール遊びでもしようかなと考えていましが、そんな心配をする必要もないくらいあっという間に過ぎた楽しい時間でした。
帰り支度の頃には、砂を落とす水道水が冷たかったのか、遊び疲れて眠くなってきたのか、それとも、まだ遊びたかったのか、連鎖するように子ども達の泣き声が広がりました。
でも、優しいお母さんの声にあやされ、帰りのバスの中は、ほとんどの子がお母さんのぬくもりを感じながらぐっすりお昼寝タイム。
帰り道、ふと気づけば青空が広がっていました。
「もうちょっと気温が高ければ……」、欲を言えばキリがないですが、思っていた以上に楽しい体験ができた貴重な一日になりました。
参加者の皆さん、本当にお疲れさまでした!
そして、様々な面でサポートしてくださったすくすくスタッフの皆さん、ありがとうございました!
Posted by tyuou at 13時15分