別海中央小学校 [北海道別海町]

６年生の総合的な学習の時間の一環として行われている資源回収活動。地域の皆様のご理解・ご協力のもと，子どもたちも伝統的な活動として捉え，地域のために自分たちにできることを模索してきました。これまで別海町の良さを考えてきましたが，表面的なところだけに目を向けるのではなく，誰にとっても住みやすい町であるかどうかや，普段見えていない町のための下支えなどにも目を向けて学習を進めてきました。

資源回収活動を通して，町内会をはじめ，地域住民の方々と直接触れる機会を頂き，本当の意味で地域に支えられている実感を得ることができました。町内会をはじめ，地域住民の皆様，保護者の皆様，そして先生方も。多くの方々のご理解・ご協力のお陰で，今年も資源回収活動を行うことができました。また活動をご支援頂いた株式会社RiPROの皆様，本当にありがとうございました。収益金については，金額が確定次第，子どもたちが現在検討している使い道に合わせて，有効活用させて頂きます。

子どもたちが，事前に学習したことから，見えてきたものが，確かなものであったか。見えていたものは，本当に正しい理解であったか。また，活動そのものから得たもの。活動を通して，新たに見えてきたもの。活動後に考えたこと。これからに活かしたいと考えるようになったこと。それら全てが，この活動の意義となり，子どもたちに還っています。循環しているのは，資源のみではない。地域と学校。自分たちの学び。過去・現在・未来。自分たちの生活の身の周りにあるもの全てが，循環しながら密接に関わっていることに気付くことができました。

資源回収しながら地域を歩き終えた後，疲れているにも関わらず，仕事を探し，後片付けを進んで行う子どもたちの姿を見て，改めて大きな成長を感じました。携わって頂いた全ての皆様に感謝申し上げ，今後の活動の行く末を追い掛けていきたいと思います。本当にありがとうございました。