2017年10月12日(木)
【野付中】中2 野付学 「サケの採卵実習」 [野付学]
本日は、中2の皆さんは野付学「サケの採卵実習」で、中標津町の計根別ふ化場で実習を行いました。
サケは北海道の重要な魚種ですし、尾岱沼の漁業にとっても大変大事な資源ですので、その増殖に関わる活動を体験するのは非常に意義のある活動となっております。
ふ化場のある計根別ふ化場は当幌川にありますので、野付湾にそのまま注いでいます。今年の親鮭の捕獲数を職員の方にお伺いすると、根室管内全体では減少していますが、当幌川は昨年より増加傾向とのことでした。今後の鮭資源にとっては良い情報かもしれません。
中2の皆さんは、先ずは親鮭をこん棒で撲殺する体験です。これは残酷な行為の様ですが、命を頂く意味で非常に荘厳で尊い生命の意識を考えることに繋がる体験です。中2の皆さんも黙々とそしてその意味を噛みしめるように頑張って体験していました。
その後、メス鮭の腹を裂いて、イクラを取り出し、オス鮭の精子を受精させる一連の体験を行いました。
中2の皆さんにとっては、とても厳しい体験であったかもしれませんが、こうして命を繋いでいることや地元の基幹産業である漁業資源を未来に渡って守る活動を体験する意義は大きいものがありますね。ご苦労様でした。
本校の野付学の活動にご協力いただいた、計根別ふ化場の職員の皆様、野付漁業協同組合の皆様、本日はありがとうございました。
Posted by 野付中学校 at 11時28分